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レーヴァティン
第二百六十四話 神託に頼るその七

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「そいつの話前も聞いた気がするけどな」
「馬鹿過ぎてだな」
「まともな社会じゃそんなこと言ったらな」
 それこそというのだ。
「その時点でどうしようもねえ馬鹿だってな」
「断定されるな」
「それで自分の力だけで生きていこうと思ってもな」
 周りからどうにもならない愚か者と断定されたうえでだ。
「無理に決まってるだろ」
「まともに生きていられないな」
「運動家になるしかな」
 極左のそれにというのだ。
「ないだろ」
「それ以外では生きられないな」
「ああ、自分の力ではまともにだよ」
「生きられるレベルにないな」
「馬鹿過ぎてな、そんな馬鹿よりもな」
「神を信じてな」
「その力を理解した方がいいな」
 久志はこう言った。
「そして人間のこともな」
「知るべきだ」
「そうだよな」
「自分の力だけで生きていけるまでにはな」
「人間は強くないな」
「周りにも助けられてな」
 そうもあってというのだ。
「生きていける」
「そうだよな」
「そして俺は今話した様な馬鹿は大嫌いだ」
「だから今言ったよな」
「そうだ。自衛隊全廃を言うならだ」
「皇室も否定してな」
「それこそ真っ先にだ」
 そうした考えの持ち主ならというのだ。
「北朝鮮の先軍政治を批判してだ」
「世襲制もな」
「批判するものだ、こうした馬鹿がどうなろうとな」
「知ったことじゃないか」
「馬鹿が馬鹿をしたなら通報する」
 そうもするというのだ。
「迷わずな」
「そうするんだな」
「そこまでの馬鹿は世の中に不要だ」
「どうせ運動家になるしかないからな」
「沖縄の基地の前でいる様なな」
 平日の昼間からどころかそこでテントを張って寝泊りさえしている、生活の糧をどうして得ているかは謎だ。
「そんな連中は警察に捕まってだ」
「臭い飯食うべきか」
「それでも税金で養うことになるが」
 刑務所の予算もそこから出ている、死刑廃止と主張しても殺人犯を一生税金で養うことになるという一面も考慮すべきであろう。
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