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<ポケットモンスター トライアル・パレード>
1章「新しい旅先」
5話「新しい仲間 弟子志望 マナオ」
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を負ったカラカラには、再度キズぐすり使い、コテージにあったポケモン用の木の(オボンのみ)を与えた。それから、カラカラは徐々に回復していき、翌朝には元気になった。それから、オーナーが呼んでくれた人間専門医者が来てくれた。早速、マナオの診察とちゃんとした手当をして貰い、無事に治療は終わった。昼の時間は過ぎて、午後となった。
「マナオ、俺達だけど入っていいか」
「は、はい、どうぞ」
サトシ達は、マナオの部屋に入る。この部屋は、オーナー夫婦がマナオの為にと、特別に用意してくれた個室だ。部屋に入ると、一段ベッドで毛布に包まれて横になったマナオと、彼女に身を寄せるカラカラがいた。
「マナオ。どうだ、調子は?」
「はい、お陰様で大丈夫です」
「そうか」
「それで、具合は?」
「お医者様は、明日には動けるだろうけど。出来るだけ無理はしないように。あと4、5日は安静にしないと」
マナオは、左太ももを摩りながらそう言う。
「良かった」
「ピカァピ」
サトシは、安堵した。すると、マナオの顔が少し暗くなり、俯いた。
「どうした?マナオ」
「あの」
「?」
「ごめんなさい。お二人には、ご迷惑をおかけしまして」
「カラカラカラ」
マナオとカラカラは、頭を下げて謝罪した。
「もう、いいよ。マナオとカラカラが無事ならそれで。助かって、本当に良かったよ」
「ピカッピカチュ」
「あぁ、よく助かったな。普通に、危なかったぞ」
「・・・はい」
彼らから、励ましを含めた言葉に少しだけ、元気になったマナオ。だが、暫くしてヒョウリから言われた言葉に、再び曇らせることになる。
「さて。マナオは、元気になったら。ちゃんと家に返った方がいいな。俺らは、次の街へいく」
「え?」
「なっ!」
「ピッカ!」
突然のヒョウリの言葉、一同は驚く反応をした。そんな事を言い出したヒョウリに、サトシは問いかける。 
「ヒョウリ、何を」
「今のマナオは、もうお前の弟子でないし、自分から出ていったなら旅仲間でもないも同然だろ。そして、彼女は、まだ安静にしないといけない状態。だが、サトシは旅を早く続けて、ジム戦に挑戦しないといけない。なら、俺らは、明日にでも出発して、マナオは完治したら、自分で村に帰って貰えばいいだろう」
サトシは、ヒョウリに
「そ、そんな言い方しなくてもいいだろう。それに、マナオは」
「あぁ、言い過ぎかもしれないが、言っていること事実だろ。現に、こいつは、破門されたら共に旅は出来ないと言って、出ていった。その上、自分のミスで、自分の命を落としかけた。そして、こうやって迷惑までかけた。例え、これをサトシが許す、許さないに限らず、こいつは反省するべきだ。今後、こいつ自身の為にも、自分一人で旅をするなら尚更だ」
「・・・」
サトシは、ヒョウリの言う
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