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<ポケットモンスター トライアル・パレード>
1章「新しい旅先」
5話「新しい仲間 弟子志望 マナオ」
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サトシと相棒のピカチュウは、ミョウコシティで共に旅をする仲間になったヒョウリと途中、小さい(ノウトミタウン)に立ち寄った。そこで、新人トレーナーの少女マナオに出会った。はじめは、サトシが彼女に襲われてバッチ狩りにあったが、その理由とロケット団から彼女を助けた事で、サトシは彼女を許し、彼女もサトシに感謝した。そして、サトシ達が村を出る際、マナオから一緒に旅をしたいとお願いをされて、共にアハラ地方へ向かう事になった。しかし、彼らに、いやサトシに、ある重大な問題が起きていた。
「師匠、お荷物お持ちします」
新しく仲間に加わったマナオは、サトシの横から和やかに話かける。
「いや、いいよ」
それに対して、サトシは気まずい顔に頬に汗を垂らして、そう答える。それから1分も経たずに。
「師匠、肩揉みましょうか」
今度は、自分の両手で肩を揉む仕草をしながら、サトシにそう聞いてきた。
「いや、いい」
サトシは、先程同様に気まずい顔で断る。それから暫く歩き、丁度いい休憩場所の空き地があったので、少しだけ休憩を取ることにした。サトシは、休憩する為に、偶々あった切り株に腰を駆けると、再びマナオが話かけてきた。
「師匠、お茶をどうぞ」
そういって、両手で紙コップに入ったお茶を差し出して来たのだ。
「あ、ありがとう」
サトシは、気まずい顔をしつつも、今度は拒むこと無く受け取り、飲む。
「美味しいですか?」
「あ、あぁ、お、美味しいよ」
「良かったです」
彼女は、満面な笑みで喜んだ。そして、彼女が、引き下がると、サトシはガクと俯き、ため息を付く。
それから、一息しようとしていると、また彼女が現れて、今度はタオルを持って来た。
「師匠、汗拭きますか?私が、拭きましょうか?」
「え、いや、いいよ。」
「なら、師匠のかっこいい靴を磨きましょうか?」
今度は、靴みながら、サトシの前に出て靴磨きを申し込んできた。
「いや、だから」
サトシは、その後も1時間近く、マナオからそのような態度と接し方をされた。
「師匠」「師匠」「師匠」
サトシの頭の中では、常にマナオの声で師匠と言う言葉が飛び交っていた。そして、遂に我慢の限界が来てしまった。
「ッ、あぁぁぁ!いいって、言ってるだろぉ!」
思いっきり両腕を伸ばし、大声を上げるサトシ。それに、驚いて尻餅をつくマナオ。
「ひぃ、ご、ごめんなさい」
「ピカァ!」
「カラァ!」
「あぁ〜、・・・緒が切れたか」
周囲では、突然のサトシの大声で驚くポケモン達と、察していた男が反応を見せた。
「あ、悪りぃ」
サトシは、周りを見てヤバいと思い、軽く謝った。
「ごめんなさい。師匠、私、何か失礼なことをしました?」
「あ、いや、そうじゃないくて」
「・・・」
「なぁ、マナオ」
「はい・・・あ、もしか
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