暗躍編 ウルトラレディーズファイト
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いることなんて」
蒼氷色と金色の鋭い眼に背中を刺されながらも、当のシャーロットは何食わぬ顔で眼前のコンピューターと向き合っている。
夥しい数のコンピューターや書類が積み重なっているこの研究室は、モニターの発光だけが灯りとなっている薄暗い牢獄のようであった。
「それにしても、さすがは世界随一の科学力を誇るドイツ支部だわ。私の『研究』がこれほど捗ってるのも、ひとえにここの最新設備のおかげね。この基地の設備がオーストラリア支部にもあれば、荒島隊員と叶隊員に造らせたBURKセブンガーの設計も、より早く済んでいたのに……」
「……オーストラリア支部に所属していたあなたが、わざわざこのベルリン基地に異動して来たのも……その『研究』を完成させるためだったのですね」
「BURK風龍を遥かに凌ぐという、新型爆撃機の基礎設計を引き受けたのも……僕達に恩でも売って、見逃して貰うのが目的だったのですか?」
「ふふっ……そうねぇ。それで見逃して貰える程度の『業』なら、私ももっと気楽にやれたのかも知れないわね」
自身の背後で拳を震わせ、怒りに身を焦がしているヴィルヘルミーナと劉静を一瞥しながら。プラチナブランドのボブヘアーを掻き上げるシャーロットは、おもむろに白くむっちりとした脚を組み替えていた。
その弾みでMカップの白い爆乳がぷるんと揺れ動き、ミニスカートの下に隠されていた際どいパンティが僅かに覗いている。彼女の熟れた極上の肉体から漂う芳香は、すでにこの殺風景な研究室を甘い香りで満たしていた。
雄の本能を激しく揺さぶる蠱惑的な爆乳と、安産型の巨尻を持つ美女達の匂いは、この部屋全体をむわりと包み込んでいる。彼女達の豊満な肉体とその貞操を常日頃から狙っている男性隊員達がこの場にいれば、即座に冷静さを失っていたことだろう。
そんな暴力的な色香とは裏腹な、怜悧な眼差しで――2人と向き直ったシャーロットは、その知的な瞳をスゥッと細めていた。椅子を回転させた弾みで、再び彼女の爆乳がばるんっと躍動する。各国支部の男性隊員達や高官達が目を付け、いつか必ず手に入れてやると息巻いている115cmの乳房が、僅かな身動ぎ一つでゆさゆさと揺れ動いていた。彼らに何度も狙われた98cmの白い桃尻も、椅子に押し付けられむにゅりといやらしく形を変えている。
「ホピス星に現れた12人のウルトラマンから発せられていた、特有の脳波。その波形を解析したこのデータを使えば、彼らの『信号』――即ち『ウルトラサイン』を人工的に再現することが出来る」
「それを使ってウルトラマンを捕獲し、あわよくば生体兵器に……?」
「そのような所業、僕個人としてもBURK隊員としても、決して許してはおけません」
彼女がこれから造り出そうとしている、新兵器。その「実態」を本人の口から聞
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