第三章
[8]前話
満里奈は少女とチューリップ畑の写真の中でもだ。
これはという写真をコンクールに出した、するとだった。
「金賞獲ったの」
「ええ」
満里奈は万土香に満面の笑みで答えた。
「そうだったのよ」
「そうなのね」
「チューリップにね」
これに加えてというのだ。
「特によ」
「あの女の子ね」
「あの娘が凄くて」
それでというのだ。
「なったのよ」
「そうよね、あれだけ奇麗だと」
「もうね」
それこそというのだ。
「金賞もよ」
「当然ね」
「そういうことよ」
まさにというのだ。
「本当にあの娘に出会えてよかったわ」
「そうよね」
「きっとね」
満里奈はこうも言った。
「あの娘今にでもね」
「タレントさんになれそうね」
「それでね」
そのうえでと言うのだった。
「将来はね」
「物凄い美人さんね」
「この世に二人といない」
それ程までのというのだ。
「それ位のよ」
「美人さんになれるわね」
「間違いなくね」
「そうよね」
こう話した、そしてだった。
二人は暫くしてテレビのドラマを観て話した。
「あの娘ね」
「ええ、出てるわね」
「そうなるって思ったけれど」
「やっぱりそうなったわね」
「あれだけ奇麗だと」
「当然ね」
「そうなることもね」
まさにと言うのだった、そしてだった。
少女は忽ちブレイクした、そのうえで。
美形子役から美人女優にとなった、二人はその彼女を見て当然だと頷き合った。その時の写真を観ながら。
チューリップと少女 完
2022・10・22
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