第一章
[2]次話
スペイン語もだけれど
小野美桜は高校で英語を教えている、黒髪をロングにしていて形のいい細長い眉にはっきりした目と小さな唇にすっきりした形の鼻と耳で顔の形はやや細長い。
背は一六〇程で出ているところは出ているスタイルだ、いつも膝までのタイトスカートにブラウスという格好だ。
彼女は常にだ、こう言っていた。
「英語それに中国語が喋れたらね」
「世界の何処でもやっていける」
「言葉ではですね」
「はい、喋る人が多いので」
使用する人の数が違うというのだ。
「ですから」
「その二つの言語をマスターするとですね」
「やっぱり強いですね」
「そうですね」
「英語も国によって違っていて」
方言の様になっていてというのだ。
「それで中国語もです」
「地域によって違いますね」
「中国の中でも」
「そうなっていますね」
「はい、ですが文字や文章では通じるので」
どちらの言語もというのだ。
「やはり覚えると強いです、あとです」
「はい、スペイン語ですよね」
「あの言語もですよね」
「覚えると強いですね」
「スペインだけでなく」
この国に限らずというのだ。
「中南米全体で喋られますからね」
「そうですよね」
「それ大きいですよね」
「中南米も人口多いですから」
「スペイン語の存在も大きいですね」
「そうなんですよ、実はフランス語より大きいですよ」
周りに笑顔で話していた、美桜は兎角この三つの言語を会話人口の多さからいいと話していた。だがそれでもだった。
母の詩織自分がそのまま歳を取った様な外見の彼女と一緒にフランス旅行に行った時困った顔でこう言った。
「フランスはイギリスと仲悪いからね」
「歴史見たらそうね」
母もそれはと応えた。
「本当に」
「だからね」
それでというのだ。
「英語で話しかけたらね」
「返事されないそうね」
「それでプライドも高いから」
フランス人の国民性はというのだ。
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