やっぱり僕は歌が好き 第八楽章「悪口を言っちゃおう委員会発足」
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害虫じゃないわよ!」
「ひ、酷い……と思えない」
「何々、秀才美少女ちゃんはあの娘の事に詳しいの?」
「えぇよく知ってますわエウカリスさん。チャンスがあれば『パオームのインク』でアイツの顔にチョビ髭を描いてやりたいと思ってますから(笑)」
(笑)ではない……パオームのインクって、二度と消えないインクでしょ。
「それよりも、私が言ってる外注ってのは別よ。私に伝があるから、今から依頼をしに行きましょ」
そう言うと食べかけのケーキを一気に食べきり、小声で「甘過ぎ」と言ってブラックコーヒーを流し込むと立ち上がり財布を取り出すリューナ嬢。
「おぉっとストップ秀才美少女! 今回の会合の会費は、既に腐れ宰相閣下から奪ってあるから、お嬢ちゃんが出す必要はないのですわよ」
「まぁステキ。ではご相伴に甘えさせて頂きますわ」
目が眩むほどの眩しい笑顔!
「因みにお幾らほど宰相閣下からご提供頂いたんですか?」
「150G!」
キャバ嬢が奪った100G札と50G札を取り出して見せつける。
「……それっぽっち? 何あの男、せこいわねぇ……重要な会合なのだから、その10倍は出しなさいよね」
「皆そう思ってるわ。如何する、このまま第2回グランバニア王国宰相兼国務大臣閣下の悪口を言っちゃおう委員会会合を始めちゃう?」
「終わりが見えないから、卒業式が始まっちゃうわよ。楽しみはとっておく事にしましょう」
「私はあまり楽しく無いなぁ」
ただ一人、気乗りしてないのは男の趣味が悪いピクトルさんだけだ。
「と、ところで何所へ行くの?」
「お城よピエッサさん。信頼できる外注先の伝はお城に行かないとお願いできないの」
あぁ〜……私にも分かってきたわ、その伝って奴がなんなのか。
それは迷惑がかかるから避けてたんだけどなぁ……
アイリーンSIDE END
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