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平等に可愛がること
第一章

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                平等に可愛がること
 舞原水帆は黒髪をツインテールにしたあどけない顔の少女だ、明るく陽気で小学校ではいつも友達緒と遊んでいて。 
 家では家の猫であるラグ上は黒とダークグレーの虎毛で下は白の六キロ以上あるかなり大きな四歳の雄猫と遊んでいる。
「ラグまた遊ぼうね」
「ニャオン」
 ラグはいつも水帆に応えて一緒に遊んでいた。
 そうした楽しい日々を過ごす中でだ。
 サラリーマンの父の登、優しい顔立ちで長方形の顔の痩せた長身の彼と母の涼子やはり優しい顔立ちで短めの黒髪の小柄な彼女が娘に話した。
「弟が増えるぞ」
「保護猫を引き取ることにしたのよ」
「ラグも元々保護猫だったしな」
「同じね」
「えっ、もう一匹猫が来るの」
 水帆は両親の言葉に顔を明るくさせて応えた。
「そうなの」
「そうだぞ、もうすぐ家に来るからな」
「楽しみにしていてね」
「うん、そうするわ」 
 水帆は笑顔で応えた、そうしてだった。
 程なくして小さな身体のかなりの部分が黒く白い部分は少ない垂れ耳の雄のスコティッシュフォールドが来た、まだ一歳という彼が来るとだった。
 水帆は彼とすぐに仲良しになって一緒に遊んだ。名前はミンとなった。
「ミン一緒に遊ぼうね」
「ニャン」
「ミンブラッシングしてあげるね」
「ニャンニャン」
 ミンも彼女に懐いた、だが。
「ニャ〜〜ン」
「あっ、ラグ」 
 そこにいつもラグも来てだった。
 水帆に甘えてきた、それでだった。
 ラグにもだ、彼女は。
 遊んでブラッシングもした、おもちゃも使ってだった。
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