暁 〜小説投稿サイト〜
おっちょこちょいのかよちゃん
240 ヴィクトリア軍との戦い
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
様達が雷の山で戦った者達がそちらの方向より近づいているという情報を耳にしました!」
「何?確か姉上達が苦戦させられたって聞く者共か。ジャンヌという女もいたわね?」
「左様でございます!」
「よし、片付けるわよ」

 組織「義元」はヴィクトリア女帝が支配する区域を進んでいた。
「凄い・・・、恐ろしい気配がするわ・・・!!」
 すみ子は恐怖を感じていた。
「そのようですね。多くの敵が籠もっているはずですから」 
 エレーヌはすみ子を心配しながらも先へと進み、杖の所有者との合流を試みようと考えていた。
「む、来るぞ!濃藤すみ子、守備せよ!」
 ジャンヌが警告する。
「え!?う、うん!」
 すみ子が銃で周囲に壁を作る。スズメバチのような虫が襲ってきていた。
「な、蜂!?」
「跳ね返すでやんす!」
 ヤス太郎はパチンコで風玉を出す。虫は強風で吹き飛ばされた。
「何者だ!?」
 山口は矢を放った。矢から爆発を起こした。
「・・・全く、危ないわね」
 一人の女性の姿が見える。
「先程の虫はお前が操ってたのか?」
「そうさ、血を抜きとられてくれればいいものを。私はベアトリス。ここから先へは行かさん!」
 ベアトリスは杖を出した。巨大な竜巻で攻撃する。
「わ、来る!」
 すみ子が銃で結界を出す。しかし、結界も竜巻が耐え切れるか微妙なところである。
(た、耐えて・・・!!)
 しかし、結界ごと吹き飛ばされた。
「危ない!!」
 エレーヌが腕を振り上げる。竜巻を消滅させた。
「それでこの能力(ちから)を守れると思うか!」
 ベアトリスは杖をまた振るう。火炎放射してきた。
「あ、危ないでやんす!」
 ヤス太郎は水玉を出して消火を試みる。川村もバズーカを発砲させて炎を吹き消した。
「それでも聞くか!」
 今度は火薬を投げて攻撃する。
「あ・・・!!」
 すみ子はもう一度銃で結界を張った。しかし、連続で火薬を投げ込まれるうちに消失してしまう。
「こ、これでは防御ができん!」
 ジャンヌは聖カタリナを呼び出した。
「カタリナ、あの者を浄化できるか?」
「やってみましょう」
 カタリナはベアトリスに目をつける。
「皆の者、あの女はこの世界の最上位の杖の能力(ちから)を模している!」
「この世界の最上位の杖だと!?」
「・・・って事は・・・。かよちゃんの杖の能力(ちから)をそのまま乗っ取ったの・・・!?」

 かよ子達はヴィクトリア女帝の館を目指して突入を試みる。その時、館の更にその向こうで爆発音が響いた。
「な、何・・・!?」
 かよ子はさらに煙が上がっているのを確認した。
「どうやら向こうでもお主に協力しようと駆け付けた者どもかもしれぬ」
「私の杖の為に・・・!!」
 その時、かよ子達
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ