あたしたちが『ママ』で清隆が『パパ』で。
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たちを集めて一人一人に耳打ちし始めた。椎名さんにも手伝って貰っていた。あたしたちには聞こえないように注意していた。
なに話してんだろ?ってかそんな簡単に証明するなんてムリだと思うけど……子供たちが『未来』から証拠になるようなものなんて持ってないっしょ。
坂柳「……と言うわけです。これなら皆さんに貴女方が未来から来たと証明出来ると思います。出来ますか?」
ゆい「わたしたちそういうのとくいだよー!」
まき「やれるー!」
あおい「できるよー!」
かすみ「……まぁ、できるけど?」
みく「よっしゃー!それをかあさんにいえばしんじてもらえるんだなー?」
ちなつ「きっとしんじてもらえるよ!」
つくし「わたしもがんばろっと♪」
ななみ「にはは♪まかせてー♪」
みすず「お母様に信じて貰う為なら…」
ちか「ちかもがんばるー!」
さな「ちか。おかあさんに、ごかいがうまれないようにちゃんとはなすんだぞ?」
あかり「ちゃんとおかあさんに、はなせるかな…」
はるき「だいじょーぶ、だいじょーぶ♪いざとなったらわたしもてつだうから!」
坂柳「ふふ♪頼もしいですね。ではよろしくお願いしますね?」
『はぁーい♪×9』
坂柳さんたちの話しが纏まったのか、子供たちの元気一杯の声と共に一斉に散らばって行った。
子供たちが、それぞれ『ママ』や『お母様』と呼んでいたあたしたちの元に。
無論、あたしも例外ではなく……
ゆい「ママ!こっちきてー♪」
軽井沢「ちょ、ちょっと急にどうしたのよ…」
あたしはグイグイと手を引かれて皆といた場所から離れたところに連れられた。
周りの皆も同様に子供たちに手を引っ張られて連れられていた。
なんなのよ、急に…
ゆい「ここまでくれば、みんなにきかれないよね?えっとね、あのね……わたしのなまえは、あやのこうじゆいっていうのー♪」
軽井沢「綾小路……ゆい?そ、そうなんだ…」
奥の方に移動し終わった瞬間、この子が自己紹介してきた。
急に改まって自己紹介されてもこっちがびっくりするだけで……てか、綾小路ってまぢなの!?
これって……あたしも自己紹介するべきなのかな?そういう流れだし…
軽井沢「あ、えっと……あたしの名前はか…」
ゆい「あーーー!ダメー!」
軽井沢「……へ?ダメ?」
ゆい「ゆいがね、ママのおなまえをあてるの!ぜったいにいわないでね、ママ!あとみみかしてー!」
軽井沢「あ、はい…」
名前を言おうとしたら全力で拒否られたあたしは、この子の勢いに呑まれて敬語で返事していた。
名前を当てるって……この
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