綾小路くんと15人の子供たち
未来からやって来た少女たち
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かり「やっぱり、おとうさんとくればよかったかな…」
みく「ふん!とうさんなんかいなくても、じりきでみつけてやるよ!」
つくし「そのいきでがんばろ!」
かすみ「どこにいんだろ…」
ちか「ママー!」
さな「ちか、しずかにしろ!まわりにめいわくがかかるだろ?」
ななみ「みんなー!パパのとこにもどろうよー!きっとしんぱいしてるよ?」
この階全体に聴こえるくらいの声量で話してるのは、ゆいたち。
とりあえず、迷子になっていなかったようで安心したが……すっかりと注目の的になってしまっていた。
周りに居る生徒たちの反応はと言うと…
須藤「おいおい?なんでこんなとこにガキがいんだよ?」
池「俺が知るからよ!にしても全員可愛いな~!」
神崎「……何故学校に子供が?」
柴田「先生か誰かのお子さんとかじゃねーの?」
橋本「へぇーこいつは面白い。これはこれで退屈がしのげるってもんだ。」
須藤や池を筆頭に男連中は不思議そうに見てるだけで干渉はしていない。一方、女子連中も遠目から「可愛い」と連呼してはしゃいでるだけに過ぎなかった。
触らぬ神に祟りなし……自分から揉めごとに突っ込もうとする変わり者はそう居ない。俺だって関係者じゃ無かったら今頃、傍観していた一人に過ぎなかっただろう。
まぁ、それはそうとチャンスだ。今なら、俺が先生の元に連れてくと言って子供たちを連れ出しても不自然には見られない。俺が急に子供の相手をし出したら気持ち悪がられると思うが…そんなの関係ない。
俺は3人と一緒に、ゆいたちの所に向かおうとしたその瞬間……
一之瀬「こんにちは~♪皆、可愛いね~♪ちょっと、お姉さんたちとお話し出来るかな?」
櫛田「皆どこから来たのかな?お父さんとお母さんは何処か分かる?」
桔梗と帆波が先に、ゆいたちと接触してしまった。二人とも怖がらせないように目線を合わせて笑顔で話し掛けていた。
しまった……こういう時、いの一番に手を差し伸べるであろう人物たちを忘れていた…。とにかく、ゆいたちが可笑しな事を言う前に無理矢理にでも連れ出さなければ!
すると、ななみたちが……
ななみ「あー!!!ママー!」
あおい「ほんとだ、ママだー!」
一之瀬「にゃにゃ?ママ!?」
櫛田「ふぇっ!?わ、わたし?」
綾小路「……は?」
俺が、ゆいたちの元に着いた途端……ななみとあおいがとんでもないことを言った。それはもう廊下中に聴こえるくらい大きな声で。
今、二人は帆波と桔梗に向かって『ママ』って言ったんだよな?
俺が『パパ』で帆波と桔梗が『ママ』って……つまり…
あおい「あ、パパー!み
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