綾小路くんと15人の子供たち
未来からやって来た少女たち
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りた。
寮のエントランス。
ザワザワ……
俺が急いで下まで降りると、時すでに遅し……下は騒ぎになっていた。
男子生徒『おい!さっきのあれって子供だったよな?』
男子生徒『なんでこんなとこに居たんだ?迷子か?』
男子生徒『こんな朝早くから迷子って有り得ないだろ。』
女子生徒『でも、なんかお母さんを探してなかった?』
女子生徒『私もそう見えたー!先生呼んどく?』
俺は周りに気づかれないように、こっそり様子を伺った。
そこかしこから聞こえる生徒たちの疑問の声。ここから見る限りだと、ゆいたちの存在は確認出来ない。
学校に向かって行ったのか?迷子になってないといいんだが……
みすず「はぁ……あの子たちは、どうしてこうも面倒ばかりかけるのかしら?」
ひまり「今更そんなこと言っても遅いですし、今は皆さんを見つけるのが先ですね。」
綾小路「……そうだな。」
クリス「では急ぎましょう。みすずさんもお父様に乗って下さい♪その方が早いですから♪」
乗るって俺は車扱いかと内心思ったが……クリスの言う通りそっちのが早い。
俺はしゃがみ込んで、みすずに背中に乗って貰うように誘導した。みすずは直ぐに飛び込んできた。
そんなに俺に乗りたかったのだろうか?
綾小路「しっかり、掴まっていろよ?本気で走るから振り落とされないようにな?」
みすず「は、はい!……きゃっ!」
俺は、みすずが言い切る前にフルスピードで走った。あっという間にエントランスを抜けて、通学路を走る。
他の生徒たちが登校してる時間の為、走ってる俺は大変目立っていた。全員、俺の走ってる姿に驚いていた。
驚いてる理由は絶対、子供3人を抱えて走ってる俺の姿だろう……これ、どう言い訳すればいいのやら…
クリス「速い、速いですお父様♪」
ひまり「お父様!もっと速く走って下さい♪」
みすず「す、すごいです!」
俺が走ってるスピードに感動してるのか、さっきまでの大人びた雰囲気はなく、3人とも子供みたいにはしゃいでいた。
いや、まぁ、子供なんだが……他の子に比べると理知的な雰囲気を持ってるからな、この3人。
俺は楽しそうな3人とは裏腹にこの事態をどう乗り切るか考えながら、学校に向かって走った。
学校内。
ザワザワ……
学校に着いた俺たちは、自分の教室の階に到着した。すると、案の定人集りが出来ていた。
ゆい「ママどこー!へんじしてー」
まき「ひといっぱいだねー?」
ちなつ「そうだね〜」
あおい「きっとこのなかにいるよ!」
はるき「どこのクラスかなぁ?」
あ
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