清隆くんのお宅訪問 堀北編
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私はこのクジを引いたからと言って、どうこうしようとは思わない。そんなのは時間の無駄遣いだし、第一どうだっていい。これはこのクジを引いた時から変わっていない。
けど………
堀北「一之瀬さんたちは彼と過ごしたのかしら?」
こんなことどうでもいいと自分では思っている筈なのに何故かそれだけが気にかかっていた。
彼を部屋に呼べる猶予は1日のみ……その間にそれぞれ彼を部屋に呼んだのだろうか?
坂柳さんの口振りだと彼女は部屋に誘ったのは間違いないでしょうけど……他の皆は良く分からないわね…。
まぁ、必ずしも誘わなければいけないルールなんて無いのだけれど……そもそも彼が承諾するかどうかも分からないのだから。
でも……何故こんなに気になってるのか自分でも良く解らない。
別に彼が他の誰かと一緒に居ようが、私には関係ない筈なのに……
一体どうして?
この気持ちは何なの?
いくら考えても解らない。
ただ、一つ解るのは……彼のせいで貴重な私の朝が無駄になったこと。それだけ。
堀北「はぁー……下らないことに時間を割いたわね。そろそろ学校に行く時間かしら?」
色々考えてしまう自分にうんざりしながら、時計を確認した。
意外にも7時を回ったばかりで驚いた。この時間ならまだ学校に行くには早いわね。
でも……この時間ならもしかして……
彼が登校してるかも……
堀北「また彼の事を考えて……//////」
いえ……これはただ、彼のせいで私の有意義な朝の時間を邪魔されたから腹が立っているだけ。
それだけよ……何だかイライラしてきたわね…。
今日彼に会ったら文句でも言ってやらないと気が済まないわ!
私はスッと立ち上がって、学校に行く準備をした。
私の朝を邪魔した彼には渇を入れてやるんだから!
そんな気持ちを抱えて部屋を出た。
7:15
堀北「流石に部屋を出る時間早かったわね……」
私はエレベーターを待ってる間、少しそわそわしていた。
こんな時間に学校に向かうなんて初めて……やっぱり一度戻ろうかしら?
いえ……そんな無駄な手間をかけるのは私らしくないわ。
それにエレベーターだってもう来る頃だろうし、大人しく学校に向かいましょう。
チン……
???「あれ?堀北さん?おはようー♪」
エレベーターが私の階に到着したので乗ろうとしたら……私は急に声を掛けられた。
そこには……
堀北「おはよう……一之瀬さん。」
一之瀬「こんな朝早く珍しいねー?」
堀北「え
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