清隆くんのお宅訪問 佐藤編
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わわ……そうだけどそうじゃなくて//////」
松下「え?嘘、まぢ?当たり?」
松下さん本人も私の驚いた様子をみてびっくりしていたようだった……
篠原「適当だったんだ……」
松下「まぁ、ぶっちゃけただの勘だし?それでそれで?誰で悩んでるの?」
篠原「私も気になる!だれだれ?」
こうなってしまっては、恋話に敏感な二人を欺くことは出来ないだろうと私は悟った……ここはちゃんと正直に話すしかないよね?
佐藤「えっと、松下さんの言う通りある男の子のことで悩んでて……」
松下 篠原「「うんうん。それで?」」
恐ろしくハモって言う二人に驚きながら、私は腹をくくって二人に言った。
佐藤「綾……清隆くんのことなんだけどさ、あはは//////」
松下 篠原『『!!』』
案の定、二人は驚いていた。それは当たり前だと思う。
だってクリスマスの時に告白して玉砕してるのに未だにウジウジ悩んでるなんてさ……
普通なら、とっくに諦めて違う人を好きになったり、振られた男の子を見返すような気持ちで自分を磨いたりするのにね……
はぁ〜二人は呆れて何も言えないんだろうな……
佐藤「えっと……驚かせてごめんね?未だに悩んでるなんて私もバカだよね?気にしなくていいよ、二人とも。今のは忘れて!……あはは。」
雰囲気悪くなっちゃうと二人に悪いから、元気良くいつもの軽いノリで言った。
すると二人は……
松下「なに言ってんの!そんな状態の佐藤さんを放っておけるわけないじゃん!」
篠原「そうだよ!松下さんの言う通り。」
二人とも机を押し出すように私に向かって言った。
佐藤「え?」
松下「悩んでるなら話してみ?力になれるか分からないけど……」
篠原「私も相談乗るよ?」
二人はまた背中を撫でて優しく言ってくれた……
佐藤「うぅ……ありがとう。二人とも〜……」
松下「あーもう泣かないのー!よしよし♪」
また涙が込み上げていた私をあやすように二人は頭を優しく撫でてくれた……
今日の私は涙腺崩壊してる気がするなぁ……
そんなこと思いながらようやく落ち着いたので……
佐藤「ぐすっ……もう大丈夫。落ち着いたから。」
篠原「そう?良かった良かった。」
松下「ふぅ〜……それなら良かった!それじゃあ、早速聞いてもいい?」
佐藤「う、うん。」
松下「佐藤さんと綾小路くんが何があったか私たちは色々知ってるんだけど……佐藤さんは立ち直れたの?」
篠原「確かに……結構デリケートな問題だからねー…綾小路くんが相手の場合は特に。」
松下「あ、別に無理して答えなくてもいいからね?」
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