清隆くんのお宅訪問 佐藤編
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「はぁ〜………」
篠原「今日は随分ため息多いけど……佐藤さんなにかあった?」
佐藤「え?そ、そうかなー……あはは。」
松下「確かにー。いつものノリと違うしー元気ないよね?具合でも悪いの?」
私は今、篠原さんと松下さんと教室で机を囲いながらお昼を食べていた。
ため息の多い私を見兼ねて二人は心配してくれているようだった。
佐藤「大丈夫大丈夫。具合とか悪いわけじゃないから!……はぁ〜」
篠原「ほら!また、ため息してるし。なにか悩み事でもあるの?」
松下「私たちで良ければ相談乗るよ?遠慮なく頼ってよ、佐藤さん!」
二人は私なんかのために力になってくれるようだった。
本当にこの二人と友達になれて良かったと心から思った。
佐藤「うぅ……うぇーん、ありがとう。」
私は気づけば涙ながらにお礼を言っていた。
松下「え?ちょっとちょっと……泣くほどのことでもないっしょ?ねぇ、篠原さん?」
篠原「そ、そうだよ。これくらい当然だよ?だから泣かないでー!」
二人は私が泣いてるのにびっくりしたのか背中を撫でてあやしてくれた。
佐藤「ぐすっ……急に泣いちゃってごめんね?」
二人のおかげで落ち着いた私は鼻をすすりながら二人に大丈夫だと伝えた。
篠原「私たちは全然大丈夫だよ?」
松下「それで?一体何に悩んでるの?」
佐藤「あー…うん。えっと……」
松下 篠原「??」
私は相談しようとしたところで、言葉に詰まってしまった。
えっと……どうやって説明すればいいかな?
素直に清隆くんのことで悩んでるって正直に言えばいいかな?でも、この二人は私が清隆くんに告白して振られた経緯を知ってるからな〜……
それだけに今更清隆くんで悩んでるなんて言いづらい……
松下「私、佐藤さんが何に悩んでるか分かったかも!」
佐藤「え……?」
篠原「えーホント松下さん?」
私がどう言おうか悩んでいたら、突然松下さんがイスから立ち上がって言った。
私まだなにも言ってないんだけどなー……
松下さんはテンション高めで自信満々なようだから……何もツッコメない…
ここはとりあえず、流れに乗って話しを聞いてみようかな?場を和ませるために冗談を言うだけかもしれないし。
松下「佐藤さんのその感じは……ズバリ!男のことで悩んでるでしょー?」
佐藤「!!!」
松下さんは私にズバッと指を差して言った。
その瞬間……私は肩を震わせてビクッと驚いてしまった。だって……
まさか……こんなにピンポイントで当てて来るなんてー//////
篠原「えーーー!そうなの?佐藤さん!」
佐藤「あ
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