清隆くんのお宅訪問 神室編
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んな事思い出すのよ//////!!!
あーーー……もう!とにかく雨が降る前に帰ろ。
私はくるっとUターンして帰ろうとしたら……
ドンッ……!
私は誰かにぶつかったらしい。
ぶつかった衝撃で尻餅をついてしまった。
神室「……いったぁ。」
???『悪い、大丈夫か……って真澄?』
ビクッ……
聞き覚えのある声がした……
私の事を名前で呼ぶ男はアイツしかいない……
おそるおそる見上げたら……
神室「綾小路……!!!。な、なんでこんなところにいるのよ?」
綾小路「カフェに寄った帰りだ。お前こそどうしてここに?」
本当に一人でコーヒーを飲んでたのね……坂柳の情報源は正しかったんだ……。
まぁ、疑ったことはあまり無いけど。
神室「……あんたには関係ないでしょ。」
綾小路「それもそうだな。……ほら。」
綾小路は私が座っている状態を見兼ねて手を差し伸べてきた。
神室「……。」
私は迷ったけど、綾小路の手を取って立ち上がった。
綾小路「怪我は無いか?」
神室「別に平気……だけど」
綾小路「何だ?」
神室「……あんたいったいどんな身体してんのよ?」
綾小路「……は?」
神室「は?……じゃないわよ!ぶつかった瞬間、電柱にでもぶつかったと思ったじゃない!」
綾小路「そんな事言われてもな……ん?」
神室「……あ。」
ポツ…ポツ…ポツ。
口論している内に雨が降ってきた……。
綾小路「……降ってきたか」
神室「はぁー……最悪。私、傘持ってきてないのに……」
綾小路「天気予報で言っていただろう?見てないのか?」
神室「……ほっといて」
はぁー……せっかく自由な1日だったのに雨降るなんて……最悪ね。
幸いまだ、雨脚は強くなさそうだから走って帰ればそんなに濡れないで帰れるかな……。
私がそう思っていたら、綾小路がカバンから何かを取り出して……
綾小路「これ……良かったら。」
折り畳み傘を渡してきた……
神室「……どういうつもり?」
綾小路「傘持ってないんだろ?」
神室「持ってないけど……雨が弱まるまで、どっか寄ってから帰るから。無理に私に貸さなくても……」
綾小路「残念だが、予報だと雨は強くなる一方だぞ?」
神室「……だったら、尚更あんたが使いなさいよ!」
綾小路「それなら大丈夫だ……雨が弱い今のうちに俺は走って帰る。脚には少し自信があるしな……じゃあな。」
綾小路は体育祭で魅せたスピード並みの速さで走っていった……
折り畳み傘は地面に
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