清隆くんのお宅訪問 神室編
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しょうね♪」
坂柳は私に聞こえるように微笑みながら、話してきた。
神室「……それを私に話してどうする気?」
坂柳「ただの雑談ですわ♪……ふふ♪」
神室「………」
私はそれから坂柳の方を振り返らずに学校に向かった。
学校に着いてAクラスの教室に入るとまだ誰も居なかった。自分の席に座ってようやく落ち着けた……。
はぁー……朝から疲れた…。
坂柳の奴……ほんっと何なのよ!!!
クジの番だろうがなんだろうが私がどうしようと勝手でしょ?私が聞いてもいない綾小路の情報もペラペラ勝手に喋りだして…
ほんっと……ムカつく!!!
まぁ、でも……今日1日自由に過ごせるんなら悪い話しでもないけど……
それを思うとあのクジを引いたおかげかもね……そこには少し感謝しておこう。
とにかく、1つだけ言えることは……
私は綾小路と干渉する気はさらさら無いってこと。
私は自由な時間をどう過ごすかだけを考えることにした。
放課後。
私は一人でケヤキモールにあるブティックで服を見ていた。
神室「……なんか久しぶりな気がする。何も考えず放課後に一人でブラつくこの感じ。」
まぁ、それもそうよね。ケヤキモールに来たときは大体アイツの荷物係だし……
それにしても……今日は本当に坂柳に何も命令されなかった。
実際は今の状況になってみるまで半信半疑だったけどさ……まぁ、息抜きも大事だしね。
今はこうして誰にも縛られずに過ごせるのが心地良かった。
私は余計な事考えるのを止めて、服を見るのに集中した。
店内をざっと見て廻ったけど、特に欲しい物が見付からなかったため、何も買わずに店を出た。
神室「このあと……どうしようっかな。特に行きたい場所も無いんだけど……」
せっかく1日自由なのに行きたい場所とか無いっていう事実……
それに確か今日の天気予報で夕方雨が降るとか何とか言ってたし……
私は面倒な性分だから傘なんて持ってきてないし……やっぱ帰ろうかな……
『清隆くんは放課後カフェでコーヒーを飲んでから帰るそうですよ?』
神室「………」
何で今頃……坂柳の言ってた事を思い出してんだろ?
私は別に綾小路とどうにかなりたいわけじゃないのに。
……っていうか私は一人で気兼ねなくブラブラする方が私好きだし//////!!!
『真澄さんに清隆くんの事知って頂く良い機会にしてもらおうと思いまして♪』
別に綾小路の事なんて知ろうとも思わないし……ってかどうでもいいし//////!!!
……何で、いまこ
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