清隆くんのお宅訪問 櫛田編
[8/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ってやつだね……
あはは……
どうしてこうなっちゃったんだろうな……
私ってほんとバカ……
綾小路「桔梗の心境の変化は良く分からないが……それは俺にとって大きな利点になりそうだな……。」
櫛田「………え!!!し、信じてくれるの…?」
私は危うく泣きそうになった顔をグッとこらえて清隆くんの方をみた。
綾小路「本当の事を言えば、まだ信頼していいか確証が無いが……少なくとも今、その条件で契約を結べば桔梗が俺の味方になってくれるんだろ?」
櫛田「う、うん。勿論そのつもりだけど……」
綾小路「正直、あの時も言ったと思うがプライベートポイント半分を譲渡する契約は俺にとって厳しかったしな。」
櫛田「まぁ、この学校ではプライベートポイントが多くあった方が色々有利に働くからね……」
やっぱり、プライベートポイント半分は厳しかったんじゃん……
まぁ、そりゃあ当たり前だけど……
綾小路「俺としてもプライベートポイントを譲渡せずに、桔梗の持つ情報は得られる上に退学させられずに済むなら、願ってもない話しだ。」
櫛田「じゃあ……清隆くんは私のこと許してくれるの?」
綾小路「……あぁ。だから、桔梗と新たに契約を結びたい。」
櫛田「清隆くん……ありがとう//////……でも、1つだけ聞かせて?」
綾小路「何だ?」
櫛田「ここまで話しておいてなんだけど、どうしてこんなにあっさりと信じてくれるの?……自分で言っては何だけど裏表の激しい私だからいつ裏切るか分からないよ……?」
私は清隆くんに敢えて直球に聞いてみた。
清隆くんは私に契約の話しをしたときからずっと聞きたかった……
綾小路「……その時はその時だ。それに今、ここで桔梗と新たに契約を結べばすぐには裏切らないと判断した。それだけだ。」
本当にそれだけ……なのかな?
それだけじゃない気がするけど……
でも、ここはあまり多く聞かないでおこう……なんとなくそんな気がするから……
櫛田「そっか……ありがとう。もう深く聞くのは止めとくね。これ以上踏み込んで清隆くんと関係が悪くなるのは嫌だからさ……」
綾小路「礼を言うのはこっちだ。……契約成立ってことでいいか?」
櫛田「うん。改めてよろしくねー♪清隆くん♪」
綾小路「あぁ。よろしく頼む。もうこんな時間か……俺もそろそろ自分の部屋に戻るとする。」
櫛田「そうだね……時間も遅いしね……」
清隆くんはコーヒーご馳走さまと言った後、立ち上がって玄関に向かっていった。
私も清隆くんを見送るために立ち上がった。
もう帰っちゃうのか……まぁ、こんな時間だし、さすがに引き留めるのも悪い
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ