六十四 遭遇
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風ナルのライバルであり、友であり、うちは一族の生き残りとして有名な存在なのだから。
いくらフードを目深に被っていようとも、三忍のひとりである男の眼は誤魔化せない。
現在雨隠れの里へ潜入し、情報収集をしていた矢先にすれ違った相手。
細い雨脚が家々の屋根を打ち、雨垂れとなって小路の石畳に滴下する。
すれ違い様に目敏くサスケとアマルの相貌を横目で視認した自来也は、暫く気のない様子で歩き続けると、即座に振り返った。
「…───サスケ」
絹糸のような雨が降り注ぐ中、その呟きは絶え間ない密やかな雨音に呑み込まれていった。
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