第一章
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子猫を育てる優しい親
デラウェア州在住のエイミー=マーベルアフリカ系の太った中年女性である彼女は生きものの保護活動のボランティアに参加している、その中でだ。
一匹の茶色の生まれたばかりの雄の子猫を保護してだ、友人のメリッサ=カーペンター癖のある赤髪で黒い目の中年女性の彼女に話した。
「これからね」
「里親探すのね」
「そうするわ」
メリッサの家で彼女が出してくれたコーヒーを飲みつつ話した。
「折角保護したし」
「そうなのね、それじゃあ」
メリッサはエイミーの話を聞いて言った。
「その子私が里親になってもいいかしら」
「貴女が?」
「ええ、夫も子供達も猫好きでしょ」
「それでクインがいるわね」
「ニャ〜〜〜」
エイミーは自分達の傍にいる白い豊かな毛の大きな雌猫を見て言った、二人の横で楽しそうに歩いてる。
「そうね」
「もう四匹育ててね」
「引き取った子猫をね」
「あの子達ね」
「ローズ、リリー、メリー、フッドね」
見れば茶猫、白猫、黒猫、グレーの猫達もいる。
「ニャア」
「ナア」
「ウニャア」
「ミャア」
「それでなのね」
「その子、カートもね」
「ニャ〜〜〜」
二人が挟んでいるテーブルの上に置いているケースの中にいる彼を見つつ話した、まだ生まれたばかりといった感じだ。
「うちで引き取って」
「クインの子供になのね」
「させてもらうわ、どうかしら」
「ええ、貴女とクインならね」
笑顔でだ、エイミーはメリッサに応えた。
「安心出来るわ」
「それじゃあね」
こうしてだった、カートはメリッサの家の家族になった。すると。
「ニャア」
「ウニャア〜〜〜」
クインは早速だった、カートに付きっ切りになり。
母親そのままに彼を慈しみ育て面倒を見てだった。
彼をすくすくと大きくさせた、そして数ヶ月だった。
家に来たエイミーは他の猫達姉や兄にあたる彼等と共にだ。
クインに懐いているカートを見て言った。
「凄くね」
「そうでしょ、懐いてるでしょ」
「子供みたいにね」
「クインはとてもいい娘だから」
「どんな子でもね」
「慈しんでね」
そうしてというのだ。
「育ててくれるのよ」
「そうよね、素敵なお母さんね」
「本当にそう思うわ」
メリッサも笑顔で応えた、そうしてだった。
二人で笑顔で猫達を見た、カートはその中でクインに寄り添って心から嬉しそうにゴロゴロと喉を鳴らしていた。
エイミーはその話を夫の友達のハンク=マッケンシー長身で痩せた黒髪と黒い目で農園を経営している彼に話すとだった。
彼は笑ってだ、こうエイミーに言った。
「うちは犬だけれどな」
「同じよね」
「ああ、見てくれ」
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