第81話 準備はいいか
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以下 六七一隻(内戦闘艦艇 六二三隻)
第三六一独立機動部隊 ウォーレン=ムーア准将 以下 六五〇隻(内戦闘艦艇 六〇九隻)
第四一二広域巡察部隊 ピラット=パーイアン准将 以下 五九六隻(内戦闘艦艇 五四二隻)
地上戦部隊として一個機甲師団、三個歩兵師団と五個大気圏戦隊が参加するが、動員規模が大きい為、上級司令部として第五軍団司令部が作られることになった。戦闘序列順で以下の通り。
第五軍団 オレール=ディディエ中将 以下 司令部要員・直属装甲大隊 五〇七名
第三機甲師団 ヤルモ=キュマライネン少将(先任)以下 兵員 五四九〇名
第七七降下猟兵師団 アルノシュト=ハラマ少将 以下 兵員 七五〇〇名
第二二装甲機動歩兵師団 モン=チンハオ少将 以下 兵員 七八〇〇名
第二九装甲機動歩兵師団 ジュスト=ラギエ少将 以下 兵員 七五〇〇名
付属第四三一・四三三・四三四・四三六・四九〇大気圏戦隊
後方支援部隊として工兵連隊が三つ。通信管制大隊が一つ。両用艦艇戦隊(七〇隻)・五個病院船戦隊(二五隻)および地上軍所属の輸送艦艇が付随する。
宇宙艦艇数一万七九八四隻。戦闘宇宙艦艇一万五七九九隻。陸戦要員も含めた総兵員二一五万七五〇〇名。
陸戦要員を除けば、だいたいバーミリオン星域会戦におけるヤン艦隊よりちょっと大きい規模となる。そう考えると同盟末期の惨状に頭を抱えたくなるし、カプチェランカの攻略にこの戦力を動員できるという『勿体なさ』も感じざるを得ない。
独立部隊指揮官のうち、二人は原作でもよ〜く知っている奴だ。肌艶は若干若作りだが、スカした面長のイタリアンなパストーレと、ゴリラ面で上がり眉のムーアは見間違えようがない。主力部隊に所属することになる連中だから、第四四高速機動集団と一緒に戦うのはダゴン星域に入ってからだろうが、無茶苦茶気分が悪い。
いっそのことムーアだけでも……とか考えたくはなる。だがムーアの指揮下にある六五〇隻に搭乗する将兵には何の罪もあるわけでもないし、原作通りに七年後、ムーアが第六艦隊司令官になっているとも限らないんだから、現時点でそうムキになることもないだろう……
だがいいこともある。地上戦の総指揮をするのは昇進したディディエ中将で、その指揮下には旧知の第七七降下猟兵師団がいる。そしてディディエ中将の司令部には、ジャワフ少佐もいる。例によって地上軍側の幕僚が会議室に姿を現した時に出現する微妙な空気の中、俺は爺様に一言断ってから彼らに近づいていくと、ジャワフ少佐が一瞬驚いた顔を見せた後で、苦笑して肩をすくめて手招きしてくれた。
「相変わらず空気が読めないようで何よりです
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