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まともに相手にしてもらえなくて・・ おまけにブスといわれて
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3回目に充君と会う前の日には。お父さんの昔のズボンをお母さんに出してもらって
「なぁ 意外と イケてる?」
「うーん ベルトすればなんとかね でも 裾は少し直してあげる」
「ありがとう 明日 穿いていくんだー」
「サンドイッチも作っていくんでしょ ねぇ あの充君と一緒なんでしょー?」
「ウン 午前中勉強終わったら、食べるつもり」
「なんか 楽しそうね 最近 明るくなったと思ったら、そのせいかー・・・」
「そんなんちゃうってー ただ たまたま 一緒に勉強してるだけ」
それでも、私は朝早くから、サンドイッチを作って、久々に会えるからラグビーボールのキーホルダーを握り締めながらルンルンして図書館に向かった。玄関にもう充君は来ていて
「待たせてごめんね」
「いや まだ 時間前だよ 紗奈 それ 男物のズボンちゃうんかー?」
「そーだよ ばれたかー お父さんのん直してもらったの 変?」
「いいや まぁ 妙に可愛いいよ」
「うふっ お母さんも 微妙な顔してた」
その日は、二人で数Tの同じ問題集をやってみた。私は、充君の速さについていくのがやっとで、問題の度に、充君は自分が終わると私のをじーっと見ていて、たまに、ヒントをくれたりしていた。
お昼になる時、私は
「ねぇ 充君 ウチ サンドイッチ作ってきてん 一緒に公園で食べよっ」
「えー 紗奈が作ったんかー へぇー 変なもの入ってないかー」
「入ってへんわー 初めて作ったんやけどなー 味見してぇなー」
私達は中央公園のベンチを探して、座ることにした。充君はおいしいと言って食べてくれた。私は、充君の気持ちを確かめようと前から思っていたことなので
「なぁ 充君 ウチみたいな ブス女なのに なんでぇー ほんまに、かめへんのー?」
「あぁ 最初は、目ん玉飛び出してくるようでチリチリの髪の毛だろー 気持ち悪かったけど・・でも、ブスなんて思ったことないよ 昔から、賢くて優しい女の子だとしか・・ 小学校のときな 俺が風邪で2日ほど休んだ時あったんや そしたら、お前 その間のノート貸してくれてな 見たら、びっくりした 丁寧に書いてあって・・ お前、授業中は全然ノートとってへんやんかー 先生の話を一生懸命聞いているけどな だから、帰ってからまとめていたんやろー?」
「ウチなぁ 不器用やから、ノートとってると先生が何話たんかわからんようになるねん せゃーから帰ってからゆっくりとな先生の言葉思い出しながら・・」
「それでも すごいー 天才的や思ったわー それに、俺にノート貸した次の日 お前は別の紙切れにまとめを書いたものを 俺が返した自分のノートを貼り付けていた。気持ちのやさしい奴だなって思った。ノート
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