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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
始まりの章-世界は終わった、しかし物語はここから始まる-
日本鯖はみんなドスケベらしいぜ!!!というわけで魔力供給しようぜ!!!!!
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、世界がこうなる前は俺もうめっちゃやり込んでてさ。」
「ほー、トロコンとか?」
「まぁそんな感じ。ゲームして、身体鍛えて、スーツアクター目指して頑張ってた、それが俺の日常だったな。」
「スーツアクター?」

と、世界が崩壊する前の話になったが、どうやらこいつはスーツアクターを目指していたらしい。
なるほど。ならあの運動神経にも納得だ。

「探偵さんは、特撮とか見てた方?」
「まー、うん。なんだったらこの探偵やるきっかけも特撮っちゃ特撮だしな。」

俺が探偵を目指そうとしたのはホームズに憧れたから、とか見た目は大人頭脳は子供の漫画本が好きだったというわけではない。
2人で1人の仮面ライダーに憧れて、探偵を目指すようになったのだ。

「お、分かるぜ。その服は翔太郎リスペクトだな?」

俺の服を見て、得意げに指差して暮馬はそう言った。
確かにまぁ、真似というかリスペクトというか、
この仕事着、スーツにベストのこのスタイルは彼への憧れから来るものだ

「でも帽子は被らないんだな。」
「あ、まぁうん。」

と、暮馬が帽子の有無に着いて指摘する。
確かに俺が憧れる『左 翔太郎』という人物は常に帽子を被っている。
真似するのなら被るべきでは?と言われたが、これはこれで俺にもわけがある。

「帽子っつぅのは一人前の証っておやっさんも言ってたろ。俺はまだまだ半人前。それどころかおっきーがいなきゃ何にも出来ねぇ。ハーフボイルドどころか生卵だからな。」
「…探偵さんも好きなんだな。自分のサーヴァントが。」

帽子を被らない理由について、暮馬はただそれだけ言った。
そして会話がちょうどいい所で途切れた今、エレベーターは目的の最上階、俺の部屋もとい探偵事務所の階への到着を告げるベルが鳴った。

「さ、アンタのサーヴァントが待ってんぞ。」

開くドア。
そうして俺は部屋へ向かいながら、おっきーの考えた作戦を知らないまま、暮馬を連れてきたのだった。

「あ、来た。」

部屋の中ではおっきーと巴御前が待っており、どうやら先に二人何戦か交えていたらしい。

「暮馬さん!見てください!!げえむですよ!げえむ!!」
「うわ…ほんとだ。」

暮馬が来るなり巴御前は立ち上がり、棚に置かれた数々のハードを見せる。
俺が家から持ってきたものもあるが、中には依頼の報酬の品として貰ったものも幾つかある。
まぁそうするとダブったりするので転売でもしようかなと思ったがそれはクソ以下の最低野郎がすることなので

「やるよ。どれでも好きなやつ、好きなだけ持ってけ。」
「!?」

あげることにした。

「い、いいのか!?」
「お前も巴御前もゲーマーなんだろ。近いうち弓張町にも電気が通る。おっきーも巴御前と色々
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