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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
始まりの章-世界は終わった、しかし物語はここから始まる-
そうだ、隣町へ行こう
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しでやってやるよ。」

キルケーの魔法薬ショップであらかじめ購入していた精力剤を一気飲みし、きつけに自分の両頬をたたく。
そう。
解決方法とは足りない魔力を魔力供給…すなわちえっちすることで強引に補うことである。
頭の悪い方法かもしれないけど、これが1番なんだよ。

蝙蝠から送られる情報は自動で収集、整理されるので俺達がなにかする必要は無い。
ただ情報が集まるまで、こうして魔力供給し続けているだけで本当にいいのだ。

さぁ夜は長い。
精力剤もたくさん買い込んできたんだ。気を引き締めていくぞ。


というわけで朝までヤり通し、そのままここにやって来ても現在に至るというわけだ。





「す、すごい…これほどのデータをたった一晩で!?どうやったのでしょうか!?」
「まぁ企業秘密ということで。」

俺達は夜通しヤッてただけですーなんて言えねぇもんな。

「まぁ後はおっきーが集めた情報をもとに敵の巣を叩きに行きゃいい。お前達がお留守の間は、姫路町の住人がここをなんとかする。それでいいだろ。」
「まさか…この情報くれるのか…!?」

暮馬の信じられないという表情に、俺はうんと頷いてやる

「ああ、やるよ。依頼料に含んであるから追加料金はナシだ。」
「ありがとう…こんな集落にここまでしてくれて…!」

人から取れるだけ金を取るのはいいかもしれない。
だが、今後こいつらとは長い付き合いになりそうな気がする。
そういった場合は目先の利益よりも遠くを見ることが大事なわけだ。
ま、その分たっぷり頼ってやるとしよう。

「そうと決まれば巴さん!!」
「ええ!今すぐにでも討伐隊を!!」

そういって二人はどこかへと向かう。
さて、これでモンスターは一網打尽に出来るわけだし、弓張町の生活はグッと安定する。

さらには姫路町の利益にも繋がった。
一件落着。
もう俺がやることはないし帰って即バタンキューだ。





と、思っていたのだが…

「…?」

深夜。
3時を過ぎる頃ドアのノックの音に俺は目を覚ました。
面倒くさいし居留守を使おうと思ったが、またノックされ仕方なく出ることにする。

「はーい、今出る。今出まーす。」

こんな時間に誰だよと思いながら鍵を開ける、
するとそこにいたのは、予想もできない来客だった。

「え…?」
「その…夜分遅くにすみません…。」

そこにいたのはあの暮馬のサーヴァント、
巴御前だったのだ。

「あなた方にしか頼めない…依頼があるのです。」


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