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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
始まりの章-世界は終わった、しかし物語はここから始まる-
そうだ、隣町へ行こう
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?労働違反だよ!!まーちゃんの鬼!!悪魔!!ブラック探偵!!」

ブラック探偵ってなんだよ。
まぁともかく、このままじゃおっきーはマジで動いてくんない。

「ほら帰って作戦会議だ。」
「やだー!!働くのはまーちゃんの役目でしょー!?」
「おめーも頑張んだよボケ!!」

無理矢理引っ張って連れていく。
なーに、やることは決まってる。

「探偵さん…?」
「明日またここに来る。びっくりするほどとんでもねぇモン持ってきてな。まぁ期待して待っててくれ。」

それだけ言い、俺は弓張町を後にした。






「まーちゃんのばかぁ!人でなし!!クズ人間!!社会の奴隷!!」

それから事務所へ帰宅するなり、おっきーからは罵詈雑言の嵐。
ムカつくな犯すぞこの野郎と言いたいところだがここは我慢だ。

「まぁ待て、待てよ。まずは俺のお話を聞いてくれって。」
「聞くもんか!!まーちゃんがそんな人だと思わなかった!!サーヴァント労働組合に訴えてやる!!」
「そんなんあんの…?」
「…たぶん。」
「あのなぁ…じつはこうこうこれで…」

へそ曲げたおっきーにそっと耳打ちしてやる
するとあんなに不機嫌そうな顔が次第に元へ戻り、それどころかにんまりしだした。

「姫は働く。けど、家にいたまま。」
「うん。」
「内職みたいなこともしない。在宅ワークでもない、姫はただえっちしてるだけでいい。そういうこと?」
「そうそう。」

内容を教えてやるとおっきーはすぐに納得してくれた。
さて、そうと決まれば即実行。善は急げってやつだ。

?


で、翌日。

「分かった、いいよ。私達姫路町は君たち弓張町と協力関係になった。困った時はいつでも言って欲しい。」

再び訪れた姫路町。
しかし今回は俺とおっきーの他にオーナーさんもいる。
依頼人の暮馬と握手をし、ここに協力関係が結ばれたところだ。
ちなみに昨日、オーナーさんに協力関係のこと話したら「あ、いいよ」って二つ返事だったよ

さて、あとは

「ほい。」

俺は暮馬にタブレット端末を渡す。

「なんだこれ…?」
「データだよ。今お前らが1番欲しい情報が詰まってる。」
「俺達が1番欲しい情報…?」

暮馬がタブレット端末の画面をフリックし、その情報を見ていく。
そして、覗き込んでいた巴御前と一緒に、2人は驚きの表情を見せてくれた。

「こ、これって…!!」
「ああそうだよ、ここら一帯に生息しているモンスターの分布図だ。数も正確だぜ。」

そこに詰まった情報とは、モンスターの生息している場所や数、種類などだ。

「こ、これをどうやって…!?」

画面とドヤ顔の俺を交互に見て、暮馬はたった一晩でこんな情報を集めた
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