暁 〜小説投稿サイト〜
フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第10章 アルバレス帝国編
第52話 禁忌の魔法
[6/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
らいにいく…」
「ま、まて!アクノロギア!!」
アクノロギアの発言と行動に、アレンは酷く驚いて見せる。
「うぬとの決着は…天彗龍を喰らってから、じっくりと楽しむとしよう…」
アクノロギアはそう言い残し、目にも止まらぬ速さで空中を翔る。
「くっ、くそっ!!!」
アレンは、そんなアクノロギアの後を追うようにして、地面を蹴り割って空中へと身を投じた。

エルフマンの発動した八門遁甲第7驚門による『昼虎』を受けたバルファルクは、激しい砂ぼこりをあげながら後方へと押し出される。だが、昼虎の直撃を両の槍翼で受け止めたバルファルクは、ゆっくりと自身の前で折り重ねた槍翼を元の位置へと戻す。
ダメージはある…。だが、部位破壊にすら至っていないダメージに、バルファルクは小さく笑いかけ、晴れ始めている砂ぼこりの中から、エルフマンの姿を捉えるに至る。
エルフマンは、先ほどの昼虎の反動からか、先ほどまで放っていた青い魔力は一切の消滅を見せ、地面に身体の所々を埋めるようにして地に伏していた。
「ぐっ…うう…」
息はあるようであった。呻き声を漏らしながら、エルフマンは地に伏したままの体制を取っていた。それを認識したバルファルクは、赤き龍弾を放ち、エルフマンへと攻撃を仕掛ける。
「ッ!エルフ兄ちゃん!!」
「まずいッ!避けろ!エルフマン!!」
先ほどまでエルフマンの攻撃の応酬、そして昼虎の威力に目を見開いて驚いていた魔導士たちであったが、バルファルクの攻撃が放たれるのを見て、いち早く冷静さを取り戻したリサーナとラクサスが張り上げるようにして声を放つ。
そんな折であった。
どこからともなく現れた強大な翼をもった影が、その足をもってエルフマンを掬い上げ、済んでのところで赤き龍弾を避けるに至る。その巨大な翼をもった影は、エルフマンを救ったのち、魔導士たちのいる目の前に移動し、エルフマンをそっと地面へと預ける。
「ッ!あれは…アレンの口寄せの…」
「エグルか!!!」
その陰の正体を理解したガジルとナツが、驚いた様子で声を張り上げる。そのエグルの背中から、3人の仲間がシュッと飛び降りてくる。
「エルザ!ジェラール!!それにウェンディ!!」
「無事だったのね!!」
「…アレンは一緒じゃないのか?」
ルーシィ、ウルティア、カグラがその3人の姿を見て、大きく口を開く。
「アレンは首都クロッカスでヒスイ王女と会っている!」
「時期にここに来ます!」
その問いに、ジェラールとウェンディが答えると、エルザが激高した様子で口を開いた。
「これは一体どういう状況だ!!」
「エルフマンがバルファルクと戦ってたのよ…」
エルザの問いに、ウルが少し苦しそうに言葉を発した。
「エルフマン!!」
「無事なの!!」
ミラとエバーグリーンは、ゆっくりと身体を上げる
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ