第2部
ランシール
巷ではこれをデートと呼ぶ
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い。すると、近くにいた一人の老婆が慌てた様子で私の鞄を指差している。
「あなた、今、お財布盗られたわよ!?」
「ええっ!?」
老婆の指差している方に目を向けると、遥か遠くに走って逃げる男の姿が見えるではないか。と同時に鞄に手を突っ込んでみると、確かにしまってあった財布が入っていない。
「うそ……」
私はショックのあまり茫然自失となった。いや、こんなところでショックを受けてる場合じゃない。
急いで追いかけなきゃ。私は身に付けていた星降る腕輪に願いを込めながら、猛ダッシュで追いかけた。
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