暁 〜小説投稿サイト〜
フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第10章 アルバレス帝国編
第47話 マグノリア防衛戦
[4/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、カナがルーシィの元へと助けに来る。その隙をつき、ルーシィは小さくなったマリンを見つけ、踏みつぶす。小さくなっていたことで、ルーシィに踏まれただけで気を失ってしまったマリン。先のエルザが換装を急に使用できるようになったのはルーシィのおかげであった。
ルーシィは、アレンとの修行含め、最近習得した星霊の力をわが身に纏う力『星霊衣』をもってブランディッシュと対峙する。カナも同じように戦闘態勢を取るが、ブランディッシュが大きくくしゃみをしたことで、呆気にとられる形となる。
「…花粉症?」
「さっきの砂嵐で…町中の花粉が舞ったんだね…」
ルーシィとカナがポカーンとした様子でブランディッシュを見つめる。
「もう!イライラするわ!!クシュン!クシュン!…ぎゃう!!」
…花粉症で苦しむブランディッシュを、カナが一撃拳骨を決め込むことで勝利を収めた。

ミラ、エルフマン、リサーナ、グレイ、ジュビアは、カルディア大聖堂付近でスプリガン12の一人、ワールの弱点を見て的確な兵士を生成するウィークネスの魔法に苦戦を強いられていた。
しかし、その兵士たちは、忽然と姿を消すことになる。
ミラたちの相手を自身が生み出した兵士に任せたワールは、カルディア大聖堂前に入る。そこには、マグノリアの街を術式魔法で守るフリードとそれを援護するビックスロー、エバーグリーンがいた。ワールとの戦闘に苦戦を強いられる3人であったが、一夜が駆けつけたことで戦況は一気に好転する。
一夜の、弱点が多すぎるという特徴に狼狽を見せたワールは、戸惑っていたこともあり、一夜とフリードのコンビネーションによって倒れる。
だが、このワールが、実は本体ではないことを知るのは、もう少し先の話。

首都クロッカスを後にしてすぐのこと、ウォーレンから飛んできた念話を聞き、アレンは急いできた道を戻っていた。
「くそっ…ウォーレン!バルファルクはもう首都クロッカスにいるのか!」
『ああっ!レーダーでは今さっきクロッカスに到着したって表示されてる!』
アレンはウォーレンの声を聴き、苦悶の表情を浮かべる。
「わかった!そっちの状況は?」
『大丈夫とはいいがたいが、絶望的ではねえ!』
「よし、ならなんとしてでもアルバレスを叩きのめせ!…バルファルクは俺に任せろ」
アレンはそう言い放ち、ウォーレンとの念話を切った。
「くっそ…タイミングが悪すぎる…あともう少し早く来てくれていれば…」
アレンはそう悪態を付きながら、疾風の如き速さで首都クロッカスへと向かっていった。

首都クロッカスは、天空に出現した赤き流星にパニック状態となっていた。およそ1年半前、『ドラゴンレイド』と呼ばれる戦いに見たものと同じものが、圧倒的な速度で首都クロッカスの上空を旋回している。そして、暫し旋回を見せていた赤き流星であった
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ