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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第10章 アルバレス帝国編
第47話 マグノリア防衛戦
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リガン12が一人、ブランディッシュを発見し、驚愕していた。
加えて、ウォーレンの魔法により、東西南北それぞれの方向から100万を超える大軍勢が押し寄せてきていることが発覚する。さらに、マグノリアに3人、東側、南側、北側からそれぞれ3人ずつのスプリガン12を捉える。
「西側はまだ無事ってことか!」
「…いや…ちげえ…」
マカオの言葉に、ウォーレンはレーダーを見ながら大粒の涙を零す。その様子を見て、皆が驚愕の表情を向ける。
「に…西からは天彗龍だ…首都クロッカスの上空に差し迫ろうとしてる…ッ!逃げ場は…ねえ…」
その言葉に、マカロフやメイビスは悲鳴を表現したような表情を見せるが、すぐに何とか正気を取り戻す。
「西側には、アレンさんがおられます…。ウォーレン!今すぐにアレンさんに念話を!!バルファルクとの戦闘を行うよう伝えてください!!我々はまず、眼下の敵を殲滅します。その後、事前に組んでいた部隊で徹底抗戦にでます!」
メイビスは威厳のある声を口にすると、目を見開き、キリっとした表情を見せた。

アジィールとの交戦をしていたエルザは、カラトール島の時と同じように換装の魔法が使えず、本来の力を出せてはいなかった。しかし、カグラの剣戟と魔法、加えて空間魔法ではないスサノオを用いることで、何とか互角の戦いを繰り広げる。
そんな風に戦闘を行っていたが、急に換装の魔法が使えるようになったことで、拮抗していた戦いに力の差が生まれ、アジィールをはるか遠方へ吹き飛ばし、勝利を収めることに成功する。戦いに勝利した安心で、エルザは張り詰めていた気持ちを緩める。
「くっ!」
「エルザ!」
エルザは床に膝を着き、小さく息を荒げている。そんなエルザの様子を見て、カグラが駆け寄る。
「…スサノオ、強力で汎用性も高いが…魔力の消費量が激しすぎる…」
「私の肩に掴まれ…暫し休もう…」
エルザの言葉に、カグラは一瞬怪な表情を見せる。あのアレンと同じ魔法だ。高度な魔法であることはわかりきっていた。
エルは、カグラに肩をかりる形で、フェアリーテイルのギルドへと向かった。

自宅の風呂場にまさかのスプリガン12が鎮座している様に、酷く驚いたルーシィであったが、ブランディッシュの圧倒的な魔力に加え、マリンの空間支配に対抗する術がないと判断し、「一緒に入りなさい」という命令を受ける形で共に入浴をする。
そんな中、ブランディッシュから発せられた「レイラの娘?」という発言に、自身の母であることを打ち明けたルーシィであったが、それが良くなかった。ブランディッシュの雰囲気が一瞬で殺気立ったものとなり、ルーシィの借家が足元に収まるほどに小さくなる。
ルーシィは済んでのところで外に脱出し、事なきを得る。ブランディッシュに母のことを聞くが、有益な返答は帰ってこない。
そんな折
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