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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第10章 アルバレス帝国編
第47話 マグノリア防衛戦
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てが終わり、それでも残っていた時にと結論付けました」
「むう…確かに主の言うことは一理あるな…」
アレンの説明に、ダートンは納得した様子を見せる。
「じゃが…片手では本来の戦闘行為は難しいのではないか?」
「その点も大丈夫です。フェアリーテイルの仲間にも心配されましたが、このように、魔力で腕を生成できますので…」
国王の心配に対し、アレンは魔力で腕を形どって見せた。
「なるほど…圧倒的な魔力だけでなく、それを制御する精密ささえ持ち合わせているのですね…さすがはアレン様です!…しかし、やはり私は…アレン様に本来の身体を取り戻してほしく思います…」
ヒスイはどこか悔しそうに言葉を述べる。そんなヒスイの様子を見て、アレンは小さく笑って見せた。
「ありがとうございます。ヒスイ王女…ですが、それは平和が訪れてからに致しましょう…。して、先ほども申し上げた通り、近々アルバレス帝国がこのフィオーレ並びにイシュガルに進行して参ります…」
「ああ、分かっておる。我々も1年、準備を進めてきた…。奴らの動向含め、様々な策を講じておる」
アレンの言葉に、アルカディオスが力強く答えた。
「さすがです。アルカディオスさん…では、私は一度マグノリアに、ギルドに戻ります。必ずや、この戦い勝ち抜いて見せましょう…」
アレンはそう言って、玉座の間を去ろうとする。だが、そんなアレンの後姿に、ヒスイが小さく声を掛ける。
「アレン様…」
「なんでしょうか?ヒスイ王女」
アレンはヒスイに呼び止められたことで、ゆっくりと向き直る。
「この1年で、私は虚の力について調べました。その凶悪性も、人間にとっての影響力も…」
ヒスイの言葉を聞き、アレンは些少の驚きを見せる。そんなアレンの様子を見て、ヒスイはどこか心配そうに言葉を続けた。
「…虚の力は…制御できたのでしょうか?」
アレンはヒスイの目をじっと見つめ、真剣な表情をして見せる。そんなアレンの姿を見て、ヒスイは少し顔を赤らめるが、アレンがニカッと笑いを生んだことで、目を見開いた。
「もちろんです…和解、とでもいうんですかね?完全に制御下にありますよ」
ヒスイにとってその言葉の真意を読み解くことはできなかったが、アレンが虚に飲み込まれないと知り、安心したように俯いて見せた。

アレンが首都クロッカスへ赴いている頃、皆がそれぞれの夜を過ごしていたところに、スプリガン12が一人、アジィール率いるアルバレス帝国の魔導飛空艇約50隻がフェアリーテイルへと進軍してきた。
魔導飛空艇からの攻撃に対し、フリードの術式でマグノリアの街を防衛しつつ、エルザとカグラの2人がアジィールの乗る艇へと降り立ち、戦闘を始めた。
さらに、戦闘の喧騒を聞き、自身もと準備を進めていたルーシィであったが、自身の自宅の風呂で入浴を楽しんでいたスプ
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