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lineage もうひとつの物語
冒険者
アリ穴四階part5
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の後ろにガンド、エレナが続きモンスターから逃げ出すことに成功するのだった。






ランドル、ブランザ、エミリオの3名はアレン達が通ったであろう通路を慎重に進んでいる。

「止まれ」

ランドルが何かに気付き指示を出す。

「戻ってきている??????のか?」

数名の足音が近づいてくるのを察知しその場に留まり前方を凝視する。

通路の奥に光が見え先程まで一緒だったアレンの姿を見つけた。

「まだ居たんですか!こっちは無理です。一旦離れます!」

アレンはランドル達を見つけるとそう伝え駆け抜ける。

「帰還できねぇんだ!合流させてもらうぞ!」

ランドルは仲間と共に撤退する列に加わる。

「訳わかんねぇよ!帰還できないとか聞いたとねぇ!」

ブランザはガンドの横で呻くように吐き出した。

「儂らもようわかっとらん。取り敢えず安全を確保するまで大人しくしとれ」


ガンドに諭され真剣な面持ちになったブランザは頷き前を向いて走る。

ある程度離れたところでスピードを落とし歩きにかえる。

「次右ね」

アーニャの指示に従いメンバーは進んでいく。

「アレ、一体だけなんでしょうか」

アレンは先頭を慎重に進みつつウォレスに問いかける。

「そう思いたいな。あれが何体もいるとか考えたくもない。ボスであれば一体だけだと思うが」

「たしかにそうですね。一度に複数と遣り合うとか考えたくないです??????止まって!」

前方に気配を感じたアレンはメンバーに停止指示を出した。
ウォレスはテオドロスに偵察へ行くよう指示をだす。

テオドロスは頷くと弓を背に移し素早く通路の角まで移動する。
そっと覗き込んだテオドロスは先程とは打って変わって急いで戻った。

「先程と同じのがいます、部屋も似たような広さでした」

ウォレスは一瞬考え

「別の道を行く、アーニャちゃん頼む」

アーニャは頷くと地図に目を落とし素早く頭に叩き込む。

「大丈夫よ」

それを確認すると荒れを先頭に素早く移動、アーニャの指示に従い歩く。

「右で次まっすぐね」

アレンは気配を感じ停止指示を出す。

「まただ。またアイツがいます」

戻ってきたテオドロスは吐きつけるよう報告する。

それから何度も前進、引き返しを行いアーニャの地図はどんどん更新されていった。
もう何度目だろうか既に未知の領域へ踏み込んでからずいぶんと回り道をしている気がする。

「これ、誘い込まれてる気がするんだよね」

アーニャの言うとおり地図を見てみると明らかに階段から遠ざかっているのがわかる。

「小休止だ」

ウォレスはそう告げると腰を降ろしガンドは見張りへ
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