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TALES OF ULTRAMAN ティガ&トリガー ウルトラの星202X
TALES OF ULTRAMAN ティガ&トリガー ウルトラの星202X
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していた。
「まさかティガの世界に逆戻りしてしまうとは」
「え、ティガの世界?」
ケンゴが思わず反応すると、チャリジャはふとケンゴの方に顔を向けて勢いよく歩み寄ろうとした。
「そうだ、お前のせいだ。よくも――」
しかし、あと少しでケンゴに手が届くというところで、チャリジャの足元を青年が銃弾で牽制した。銃の扱いがうまいアキトやユナでもあの素早さと正確さには敵うまい。チャリジャは思い直した様子で一歩引くと、その場にいる者たちに芝居がかった口調で言った。
「まあいい。GUTS諸君、また近いうちにお目にかかりましょうぞ。――では」
そう言って両手をまた猫だましのように叩くとその姿はぽん、という音を立てて消えてしまった。
ケンゴも青年たちも辺りを見ましたものの、影も形もない。
そのうちに青年がケンゴに声をかけてきた。
「いやあ、危ないところでしたね」
先ほどまでの張りつめた表情から打って変わって飄々とした笑顔で声をかけてくるので、ケンゴはふっと肩の力が抜けた気がした。
「あれ?もしかしてあなたもTPCの隊員さんでしたか。あんまり見ないタイプの制服だからわかんなくって」
すると、若い女性の方がケンゴの隊員服の胸元を見て目を見張った。
「ダイゴ、これ見て」
ダイゴと呼ばれた青年は女性の指さしたエンブレムを見てそのロゴを声に出した。
「――GUTS、いや、GUTSーSELECT?」
若い女性はひどく驚いた様子でケンゴに訊いた。
「私たちの他に、TPCにGUTS隊があるってこと?」
そう尋ねる若い女性の詰め寄るような勢いに、ケンゴは思わずあとずさりした。
「あの、僕TPUのGUTSーSELECTに所属するマナカ・ケンゴって言います」
ケンゴがそう言うと、青年と女性は二人して顔を見合わせた。
「TPU?」
「もともと僕もあのチャリジャとかいう奴を追っていて、それで、あいつのトランクケースの変な機械で逃げようとしているのを捕まえようとしたらいつの間にかここにいて」
「トランクケース?」
女性の方はますます戸惑いが深まったような表情を浮かべているものの、ダイゴの方はケンゴの話を聞いていて、すぐに合点が言った様子だった。
「それなら君は違う時間から来たのかもしれない」
すると、若い女性の方もピンときた様子だった。
「もしかして、ダイゴがこの前話していた奴?」
ダイゴはうなずいてみせると、ケンゴの方に向き直った。
「あいつのトランクケースはどうやら時間を越えるためのものみたいなんだ。だから、君もそれで過去か、いや、その感じだと多分未来から僕らの今いる場所から来たのかもしれない」
「時間を、ですか?」
だとすると、自分は今どの時代にいるのか?町の様子から見て元いた場所より未来だとは考え難い。とい
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