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TALES OF ULTRAMAN ティガ&トリガー ウルトラの星202X
TALES OF ULTRAMAN ティガ&トリガー ウルトラの星202X
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方々の誘導がありますので、これで」
「よろしくお願いします。ええと、お名前は?」
すると、メガネをかけたその隊員は佇まいを直して答えた。
「ムラホシです、ムラホシタイジと申します」
「ムラホシさん、住民の皆をお願いします」
そう言うと、ケンゴは車のエンジンをかけてムラホシの言っていた方角へと向かった。いくらか進んで林の間を突っ切ったところで、怪獣の姿を確認することが出来た。扇にょうな翼を広げて威嚇しながら、蛇の首で辺りを睨み、咆哮をあげている。初めて見る怪獣だった。
怪獣は山々の間をゆっくりと進行しているところだった。このまま止めなければすぐにでも都市部へたどり着いてしまうだろう。ケンゴが車両を降りたところで、上空から聞きなれた轟音が近付いてきた。ナースデッセイ号だ。ナースデッセイ号が怪獣に向かって進行していくとともに、自分もガッツスパークレンスを取りだして再びウルトラマンに変身しようとした。その時、頭上の方からまたこれも聞きなれた声が響いた。
「どうだね」
見上げると、ケンゴのいる場所から少し離れた上空をチャリジャが人間の姿で浮遊していた。
「私の隠し玉、デザストロだ。私の計画を邪魔してくれたお返しはきっちりとさせていただく」
「チャリジャ、もう悪いことはやめてこの世界から出ていくんだ」
ケンゴが声を張り上げると、チャリジャは怒りに顔を歪めた。
「なに、このまま引き下がれだと?怪獣バイヤーとして名を馳せたこの私が二度もウルトラマンに敗れたままおめおめと引き下がれと?」
ふん、と鼻を鳴らすとチャリジャは一瞬のうちに怪人体に姿を変えた。
「ウルトラマントリガー、であれば力づくで奴を止めてみせよ。もっとも、奴は宇宙怪獣の中でも厄介な手合いだがな」
そう言ってチャリジャは高笑いをした。
――ともかく今は怪獣を止めないといけない。ケンゴはハイパーキーを起動した。
「Boot up,Zepelion」
そのままハイパーキーをガッツスパークレンスに差し込むと、銃身を開き、再び腕を十字に組み、素早く掲げる。
「――ウルトラマン、トリガー」
高らかに叫ぶと、体は光に包まれみるみるうちにまた超人の姿に変わった。ウルトラマンになったケンゴはデザストロと組合い、何とか押し返そうとするが、怪獣は後退しない。ナースデッセイ号からも援護射撃が放たれるが、怪獣の表皮は見て取れる以上に硬いらしく傷一つつかなかった。
それならば、とトリガーは怪獣と組み合いながら、そのままタイプチェンジを遂げた。
「――勝利を掴む、剛力の光」
ケンゴが高らかに叫んで変身した剛力の赤い戦士は、徐々に怪獣を押し返し始めた。すると、怪獣は扇状の羽根をさらに広げて、一瞬の隙をついて空高く飛び立った。
「――天空を翔ける、高速の光」
紫色の姿に
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