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TALES OF ULTRAMAN ティガ&トリガー ウルトラの星202X
TALES OF ULTRAMAN ティガ&トリガー ウルトラの星202X
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地団太を踏む。その間にティガとトリガー、両者の放った光弾がゴルドラスとシルバゴンの角に命中し打ち砕いた。
地面に再び降り立った二人のウルトラマンはそのまま元の紫と赤の姿に戻ると、怪獣たちの前に立ちはだかった。
「――いこう」
意識に流れ込んできたダイゴの声に、ケンゴは力強く答えた。
「はい」
二人のウルトラマンは鏡合わせのように同時に腕をクロスさせて、やがてゆっくりと広げた。その構えを見たチャリジャはあたふたとしながら呟いた。
「これはまずい、ああ、これはまずいやつだ」
そう言うと、チャリジャは両手をまたポン、と叩いて姿を消した。
二人のウルトラマンが両手をL字に組むと、放たれた光線は怪獣たちに命中し、間もなく二体の怪獣の体は爆散した。あとには再び夜の静けさが戻り、ティガとトリガーは並んで夜の帳を見つめた。その時、一つの星が瞬いた気がして、ひょっとするとあれが今まさに地球にやってくるウルトラマンなのかもしれない、とケンゴは心の中で思った。
「さあ、戻ろう」
ダイゴの声が再び意識の中に流れてきた。
「なんとか君の世界まで連れて行ってあげられそうだ。それに」
ティガは竜が森湖の方を向いた。
「この世界でもまた一つの歴史が始まろうとしている。いつまでも干渉してはいけない」
ティガの言葉にトリガーはうなずき、両者は向き合って静かに握手をした。
あたたかな光に包まれた後に視界が徐々に戻ると、ケンゴは人間の姿のまま元いた公園近くの通りに立っている事に気が付いた。PDIがけたたましく鳴っているので、応答すると怪訝そうな声のアキトの声がした。
「お前、通信にも出ないで何やってたんだ」
それからすぐに隊長の声が割って入った。
「マナカ隊員、報告は基本だぞ」
「ええと」
ケンゴは何とか一部始終を語ろうとするも、自分でも頭が混乱しているせいで言葉がすっと出てこなかった。そもそもあれは現実の出来事だったのだろうか?今の今まで夢を見ていたような心地にさえなっていた。
「まったく、心配かけやがって」
そう言いながらつい顔をほこらばせるアキトの様子を見て、傍らにいたユナは自分もつい笑顔になっているのがわかった。
「本当にもう、子犬じゃないんだから」
そう言いながら肩の力が抜けて椅子に座り込むと、視界の端で一瞬何か煌めいた気がした。右手にはめた指輪が一瞬光を放ったように見えたのだ。彼女の祖先であり、古代の光の巫女、ユザレから受け継いだその指輪が光る時には、何かを暗示している。
張りつめた表情で指輪を見つめるユナに気付くと、アキトが横から声をかけた。
「ユナ、どうした?」
一瞬煌めいたのち、指輪に異変がないことを確かめたユナは表情を和らげてアキトの方を向いた。
「ううん、なんでも――」
ユナが言
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