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TALES OF ULTRAMAN ティガ&トリガー ウルトラの星202X
TALES OF ULTRAMAN ティガ&トリガー ウルトラの星202X
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リジャが吐き捨てる言葉はガッツウィングの中まで届いていた。ムナカタはチャリジャの言葉を耳にすると、ティガの隣に並びたつ未知の巨人を見つめて呟いた。
「そうか、トリガーというのか。――別の世界の、ウルトラマンか」
付近で待機していたデラム(陸上マシン)の中で通信映像を見ていたレナとシンジョウは思わず呆気にとられていた。
「おい、マジかよ」
シンジョウは開いた口がふさがらないという様子だった。
「異次元のウルトラマンが、助けに来てくれたね」
レナも驚き半分、どこか嬉しそうに答えた。
「にしてもあれだな」
シンジョウは画面を食い入るように見つめてティガと未知のウルトラマンを見比べた。
「まるで親戚みたいな似方してんな、おい」
「私たちも地上から援護しないと」
レナがそう言うと、シンジョウは我に帰った様子で答えた。
「お、おう。もちろんよ」
デラムのエンジンがうなり、そのまま車は怪獣達の元へと向かった。
二体の巨人と怪獣が激しく組み合う中で、その様子に半ば呆然としているホリイにムナカタの指示が飛んだ。
「ホリイ、ビームでティガともう一人の巨人を援護」
我に返ったホリイが了解、と口するとすぐにビームが飛んでシルバゴンを捉えたものの、固い表皮はビクともしない様子だった。ティガともう一人の巨人も怪獣たちの猛攻にあっていた。ティガはゴルドラスの角から放たれるビームを体に食らい、もう一人の巨人はシルバゴンのカギ爪を食らって倒れかかっていた。
「あかん、あの巨人はシルバゴンとの戦い方を知らんのや」
何とか伝える方法は、とウイングに搭載されたスピーカーを起動しようとするとムナカタが肩越しに声をかけた。
「いや、ちょうどいいサポートが回ってきたぞ」
ムナカタが顎でしゃくった方を見るとカメラの映像で地上が写しだされており、停車したデラムとすぐ側に立っているレナが映りこんでいた。
「あいつ、あんな近くまで行って。無茶しよるなあ」
ホリイはそう言いながらも顔をほころばせていた。
一方、地上ではデラムを降りたレナにシンジョウが運転席のドアを開けて声をかけた。
「おいレナ、危険だ。近付きすぎるなよ」
しかしレナはそんな言葉も聞こえていないかの様子で無我夢中で巨人と怪獣が交戦している付近まで走り寄っていった。
「ウルトラマン、その怪獣は動いているものに反応するの。動かずに怪獣がよそ見をした隙を狙って」
シルバゴンに組み伏せられかけていたもう一人のウルトラマンは、レナのいる方へうなずいてみせると、すぐさまシルバゴンから離れて体の動きをピタリと止めて様子を伺った。が、シルバゴンはそんなウルトラマンを尻尾で的確に狙い、打ち付けた。
「どうして?」
レナが思わず声をあげると、チャリジャの高笑いが上空から
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