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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第10章 アルバレス帝国編
第45話 集結
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ろ、6代目ギルドマスター…」
ミラの言葉に、ウェンディが感慨深いと言った様子で声を上げる。
「ギルダーツでいいじゃねえか…」
「あんなどこをほっつき歩いてるかわからねえ奴をマスターにできるかっ!」
ワカバの言葉に、カナが激高して答える。
「ほう?それなら同じようにどこをほっつき歩いてるかわからねえアレンもマスターにはできねえのか?」
「うっ…そ、それは…その…」
痛いところを突かれたカナが、ぐっと息を詰まらせるようにして口を閉ざす。
「ふふっ!でも、やっぱりこれしかないかなっ!」
レヴィはそんな会話を横目に、埋められなかった空欄に一人の名前を書き込む。
「6代目ギルドマスター、エルザ・スカーレット!!」
その言葉に、ギルドメンバー全員が歓声を上げる。だが、当の本人であるエルザは酷く驚いている様子であった。
「ちょ、ちょっとまて…私がマスターだと!?アレンがマスターでいいではないか!」
「うーん、私もそれは思ったんだけど、今ここにいない、且つ了承を得られないんじゃさすがに無理かなーって…」
レヴィがそういうのと同時に、一人の男がエルザに近づいてくる。
「アレンさんが帰ってこない以上、適任者はお前しかいないだろ」
「お、おまえは!?」
その男を見て、ナツが目を見開く。
「えーっと、え?」
「誰でしょうか?」
その男を見て、ルーシィとウェンディが悩む様子を見せる。
「…この時を待っていた…皆が再び集う、この時を…5代目ギルドマスターマカロフを助け、アレンを探し出せるのは…お前たちしかいない」
その男は、強い口調でそう呟き、ギルドメンバー全員を見つめた。

先の男、メストは、自身と皆にかけていた記憶操作の魔法を解き、自身がフェアリーテイルの一員であったことを告げる。
6代目ギルドマスターとなったエルザは、先の男、メストに連れられてフェアリーテイルの地下へと続く隠し通路へと案内された。ギルドの下にこんな空間があったことを知らなかったエルザは、些少の驚きを見せながら階段を降りる。エルザは自身のみしか入れないと言われたこの空間について疑問を投げかけると、この場所が歴代のギルドマスターのみが入ることを許された空間だということを聞かされる。加えて、例外的にアレンとメストのみがこの空間に入ることを許され、この先にあるギルド最高機密の存在を知る数少ないものだと、エルザは知ることになった。
メストは階段を降りきった後、一つの大きな扉を開ける。その先には、ギルド最高機密である『ルーメンイストワール』もとい、『妖精の心臓』が眠っていた。その正体が初代メイビスの身体が封印されたクリスタルであることを知ったエルザは酷く狼狽して見せる。そんな風にして驚いていたが、先ほど降りてきた階段から物音か聞こえる。それは、2人の後をつけてきたナツ、グレ
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