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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第10章 アルバレス帝国編
第45話 集結
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ーテイルを復活させたことを…。
その話を聞いて、皆が目を見開いて黙りこくったことは言うまでもない…。
皆、アレンが無事だったことを、そして久しぶりに会えることを楽しみにしていたのだ。そして、その時言えなかった文句も…。
故に、ナツやハッピー、ルーシィにこれでもかと罵詈雑言を浴びせたのは言うまでもないだろう。もちろんそれはヒスイ王女にも同じ感情を抱いており、もしこの場にヒスイ王女がいれば、立場や地位などかなぐり捨てて怒りを露にしていたことであろう。

フェアリーテイル再結成に際して、アレンの名の元に行われるという者が嘘であったことを知ったメンバーは、憤りをあらわにしていたが、例えアレンが結成を宣言しなくとも、皆再度フェアリーテイルとして集まりたかったという気持ちは同じであったため、そのままの流れでギルドを再結成するという流れになった。
ギルドを再び復活させるため、1年間一切手入れがされてこなかったギルドの修復と掃除に、メンバーは明け暮れていた。
「疲れたわ…」
「…まだ始めたばかりだゾ」
ルーシィが吐いた弱音に、ソラノが呆れた様子で答える。
「皆で手分けすれば、一日で終わる」
エルザは気合の入った様子で口を開いた。
「アレンとマスターが帰ってきたとき、気持ちよく迎えたいからね!」
ミラがエルザの言葉を肯定しながら口を開いた。その言葉に、ラキが不安な様子を浮かべていた。
「マスターもアレンさんも、帰ってくるのかな…」
「そのうち帰ってくるさ…」
「帰ってこなきゃ、探しに行けばいいのよ」
ラキの言葉に、アルザックとビスカが安心させようと声を掛ける。そんな風にして各々が会話をしていると、レヴィが小難しそうな表情を浮かべていた。
「どうしたんですか?」
ウェンディが覗き込むようにして声を掛ける。
「んー、ちょっと書類の整理をね…。ギルド復活って言っても、実は言葉だけじゃどうにもならないのよ。評議院に認可されなきゃ、闇ギルドと同じだからね」
「まあ、その点に関しては、俺たちが1年間根回ししておいたからな…」
「気が利くじゃない!」
レヴィの言葉に、リリーとシャルルがそれぞれに口を開く。レヴィ、ガジル、そしてリリーは、フェアリーテイル解散後、新生評議院に加入していたのだ。…そう、あのガジルが、である。
「だから、表向きにもフェアリーテイルは完全に復活と言える」
「ありがとうございます!レヴィさん!!」
レヴィの言葉に、ウェンディは涙を流してお礼を述べた。
「あとは…この欄を埋めるだけなんだけど…」
「うーん…迷うわね…」
「迷う?」
レヴィの迷う様子に、ミラが微笑を浮かべながら答える。そして、それに疑問をぶつけるようにしてシャルルが口を開いた。
「そう、決めなきゃいけないからね…。6代目ギルドマスターを」

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