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レーヴァティン
第二百五十八話 ヴェネツィアへ向かいその十三

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「ハンバーガー定食とかっちゃ」
「ハンバーガーでオートミール食べたりな」
「それもないって言うっちゃ」
「パンとオートミールもな」
「リゾットとパンは食べても」
「それはないって言うし」
「お好み焼き定食もっちゃ」
 そして焼きそば定食もうどん定食もというのだ。
「ないってっちゃ」
「言うな」
「当然餃子定食でもっちゃ」
「ラーメン定食でもや」
「それは主食と主食でっちゃ」
「ないってな」
「しかしそれは偏見っちゃ」
 愛実は強い声で言い切った。
「関西ではっちゃ」
「それは当然のことや」
「極端なことを言えばハンバーガーとお握りを食べてもっちゃ」
 同時にというのだ。
「それもっちゃ」
「ありやな」
「関西ではそうっちゃ」
 愛実は強い声で言い切った。
「むしろそれをとやかく言うのがっちゃ」
「おかしいわ」
「ましておうどんに丼」
 この二つを同時に食べることはというのだ。
「これがあかんっていうのもな」
「ないっちゃ」
「例えばきつねうどんに親子丼」
「その組み合わせいいっちゃな」
「はいからうどんにカツ丼」
「カロリー高いけどいいっちゃ」
 それもまたというのだ。
「うちは力うどんに天丼もっちゃ」
「ああ、それ最高にええな」
「そうっちゃな」
「それが自分の一番やな」
「そうっちゃ、炭水化物三つにっちゃ」
 うどんと丼、そして餅でというのだ。
「もう最高っちゃ」
「そやな」
「お餅におうどんもっちゃ」
 力うどんのこの組み合わせもというのだ。
「見事っちゃ」
「そやな」
「それで東京の娘に言ったらっちゃ」 
 この力うどんと天丼の組み合わせをというのだ。
「ないとかカロリー高いとか」
「そう言われたんやな」
「そうだったっちゃ」
「それはな」
「ないっちゃな」
「そう思うわ。美味しいやん」
 この組み合わせはというのだ。
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