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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第9章 解散編
第44話 爾後
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…アレンやウルキオラ…バルファルクでもない限りはね…」
その言葉を聞き、アイリーン含め、皆が怪訝な表情を浮かべる。
「して、ウルキオラ様やバルファルク様は此度の作戦には参加為されるのですか?」
「バルファルクの目的はアレンを倒すことだからね…イシュガルの殲滅にも協力してくれるよ…。でも…」
皇帝が続けて言葉を発しようとしたが、それはこの部屋の入り口である巨大な扉が開いたことで紡ぎを迎えることはなかった。
「…妖精の心臓になど興味はない…俺は、ミラボレアスを倒すために貴様らと手を組んでいるに過ぎない」
扉から現れた男は、皇帝とは逆に、全身を白い服装で覆った人物であった。その男は皇帝と巨大なテーブルを挟んで相対するように歩みを止める。
「ウルキオラ様…」
アイリーンがその男を見て、小さく呟く。そんなアイリーンに見向きもせず、ウルキオラは皇帝に向けて口を開いた。
「しかし、まさかお前含め、ここにいるもの全員が一切気づいていないとはな…。奴がその気だったならば、すでに半分近くは死んでいただろうな…」
「…?なんの話だい?」
ウルキオラの言葉に、皇帝は些少の怪訝さを見せながら言葉を発する。アイリーン含め、スプリガン12も何を言っているのか理解できないといった様子を表情に表す。直後、皇帝の真上から聞こえてきた声に戦慄を覚える。
「へー、やっぱさすがだな…。ウルキオラ…お前の索敵能力を欺くには至らないってことか…」
その声に、皇帝含め、皆がバッと振り返るようにして視線を移す。
「これは…驚いたな…。まさか遠路遥々来たのかい?…アレン」
「そりゃこっちのセリフだぜ…まさかお前がアルバレスの皇帝だったとはな…ゼレフ」
アレンは、天井を支えるをまたぐように設置されている棒状の支えに足を組んで腰かけていた。両者が互いに驚きの表情を見せていると、インベルが狼狽したように声を掛ける。
「バ、バカなッ!この大陸に、しかも首都、それも皇城に誰一人として気付かれずに入り込んだのか!!」
「…これが…龍の天敵…」
「アレン・イーグルか…」
インベルの激高に対し、オーガストと、暗殺魔法の天才と言われるジェイコブが小さく口を開く。
「…それだけじゃない…。まさかあんたがアルバレス入りしていたなんてな…ゴッド・セレナ…!」
「おうおうおう、俺からイシュガル最強を奪ったアレンじゃねーか!まさかあんたもアルバレス入りするつもりなのかい?」
「んなわけねーだろ、アホか…」
アレンは、セレナの残念な雰囲気に、小さく罵詈を浴びせる。その後、ゆっくりと視界を移し、とある人物、女性へと視線を移す。
「しかも、俺の知り合いの母ちゃんまでいると来た…」
「あら、まさかご存じだったの?さすがは龍の天敵と言われ、単騎でアクノロギアを打ち倒すだけのことはありますわ…」

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