第一章
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けれどこの人は駄目よ」
茉莉も話した、二人共真剣な顔である。
「何があってもね」
「すぐに別れろ」
「さもないと大変なことになるわよ」
「そうなの?大丈夫よ」
やはり何も知らないまま言う。
「この人はね」
「大丈夫じゃない」
「これから私達の言うことをよく聞いてね」
二人は真弓に真剣な顔で話した、彼のことそして彼が通っていた高校のことを。すると真弓もだった。
蒼白になってだ、二人に応えた。
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