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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第9章 解散編
第43話 解散
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った。仮にウルキオラの全力が、評議院も映像として捉えていた刀剣解放第二階層であるのであれば、今のアレンの全力とほぼ拮抗しているということもあり、実質上、ウルキオラを制止、討伐することができるのはアレンの身であると結論付けた。しかし、同時にウルキオラの目的が黒滅竜ミラボレアスの討伐であるという話もあったため、うまく利用できる可能性も考慮すべきという案も出た。
そして、更に付け加えれば、ウルキオラによって齎された虚の力を制御できれば、先の第二階層のウルキオラをも凌ぐ力を得られる可能性も高いことから、評議院はゼレフやウルキオラ、バルファルク、三天黒龍等の討伐依頼を正式にアレンに出すこととなった。
アレンが評議院はから去ると、会議室に残された上級魔導士たちは、得も言われぬ恐怖を抱いていた。
「…これほどの災厄が…強者が次々に現れるとは…」
「世界の破滅…その序章、ということか…」
ミケロとオーグが自身の思いを打ち明けるようにして言葉を漏らす。
「…アルバレス帝国との緊張が高まりつつあるのも…」
「もしかしたら、何か関係しているのかも、しれませんね…」
「アルバレスの皇帝が、先の誰かと内通しているという可能性もあるな…」
ベルノ、ホッグ、クロフォードが続けて言葉を発する。その後少しの沈黙の後、ベルノが言いにくそうに声を発する。
「失言であることは承知の上ですが、世界を滅ぼすほどの力を持った三天黒龍やウルキオラなどはもとより、それを撃ち滅ぼせるアレンさんもまた、危険ではありませんか?」
ベルノの言葉に、その場にいるもの全員が俯き、考えるような様子を見せる。
「確かに、お主の言うことは理解できる。アレンさんのことだ…。私欲で世界をどうこうしようという思いがないのはわかってはいるが…何があるかわからないのもまた事実…」
「三天黒龍討伐後、世界が破滅から救われた暁には、アレンさんを我ら若しくは公的な機関が囲むという手段を取るのがよいのでは?」
「…なるほど、柵を持たせようというわけか…」
ミケロ、オーグ、ホッグが頭を悩ませながら口を開く。すると、クロフォードが何かを思い出したかのように目を見開いた。
「であれば、一つ良い案がある」
クロフォードの言葉に、皆は唾を飲み込み、期待を抱く。
「フィオーレ王国のヒスイ王女が、アレン殿をお慕いしているそうだ…。ヒスイ王女とアレン殿をくっつけ、アレン殿をフィオーレの王、もしくは騎士、婿とするのはどうか?」
クロフォードの意見に、他の者は驚きを隠せない様子であった。
「うむ…悪くない案ではあるが…。アレンさんが承諾しないことには…」
「ヒスイ王女はアレン殿を好いておられるのだろう?王国と評議院、双方から支持するとすれば、アレン殿が嫌悪感を抱かぬ限り、承諾するのではないか?」
「国民から反対意見が出
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