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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第9章 解散編
第43話 解散
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違い、攻撃的でなく、且つ高圧的な奴でもなかった。奴に戦闘の意思がなかったおかげで、傷一つなく帰ってこれた…」
「…だが、本題はそれだけじゃねーだろ?アレンの捜索中に話さなきゃならねーほどだ…。何か他にもあるんじゃねえのか?」
ラクサスの言葉を聞き、エルザはこの依頼で得た情報を一つひとつ皆に話した。
・スタークという男と、リリネットという少女に会ったこと。
・そのうちスタークという男は、ウルキオラをも超える第1十刃であること。
・その2人は、アレンとゼレフ、三天黒龍の情報を求めたこと。そして、アレン以外の除法については伝えたこと。
・先の2人はアレン含めフェアリーテイルに攻撃するつもりはないこと。
・2人の目的が煌黒龍の討伐であること。故にアレンと目的が似ていること。
次々に発せられるエルザの言葉に、皆はゆっくりと唾を飲み込みながら聞き入った。
「…だが、ウルキオラと同種で、元とはいえ、仲間だったんだろ?」
「手放しで信用するには、早計だな…」
ラクサスとウルが怪訝な表情を浮かばながら、口を開く。
「ああ、それは私も同じ意見だ…。だが、些少の信頼は持ってもいいかもしれない」
「…どういうこと?」
エルザの言葉に、ミラは不満ありげに言葉を発した。元とは言え、アレンが右目を失った元凶でもあり、剰え虚化という手段をとったウルキオラの仲間であるスタークに対し、皆が不穏な気持ちを持たないわけはなかった。もちろん、それはエルザも、先の依頼にともに行ったナツ達も同様である。
エルザは、ミラの言葉を受け、一つの小包を皆に見せる。
「エルザ、それは?」
「…今回の依頼の報酬…いにしえの秘薬だ…ッ!」
ミラからの質問に答えるようにして、エルザは小さく呟いた。そして、その言葉を聞いた皆の顔に、これでもかという程の衝撃が生まれる。
「ま、まじか…それ本物なのか…」
ラクサスが酷く狼狽したように声を発する。ミラやウルなどに至っては、目を見開いたまま固まっている様子であった。
「…間違いない…見間違えるものか…私が10年前、アレンからもらったいにしえの秘薬。全く同じものだ…」
エルザは当時の、過去の記憶を思い出すかのようにして言葉を発した。それと同時に、後ろで控えるようにして立っていたジェラールがゆっくりと口を開いた。
「スタークは、『俺たちからの誠意だ』といってこれを渡してきた…。奴は本当にアレンや俺たちと敵対するつもりはないらしい。なぜあの2人が煌黒龍を追うのかはわからん。もしゼレフの言葉を全部信用するのであるとすれば、恐らくはスタークは煌黒龍を倒すことで、元の世界に、ウルキオラと共にいた世界に帰れるからなのではと考えている」
ジェラールの言葉を聞いたラクサスが、何かを思い出したように小さく口を開く。
「…アレンやヒノエ、ミノトも同じ
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