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『外伝:青』崩壊した世界に来たけど僕はここでもお栄ちゃんにいじめられる
みんなでお風呂に入る話
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「はー…。」

あの後、発狂した隊員に葛城財団へ電話をかけさせ、姫路町に僕はいないと嘘の連絡をさせた後、無事帰宅した僕とユゥユゥ。
なんでも彼はユゥユゥの虜となり、従順な下僕としての役目を果たした後は彼女の手によって灰になり、風に乗って消えたそうだ。

可哀想…とは思わない。
どんな末路を辿ろうが、あいつの命令で僕を捕まえに来たことに変わりは無いのだから、

で、今の僕は湯船につかり、身体の疲れを癒している真っ最中だ。

「色々あったなぁ…。」

天井を見上げ、今日あったことを思い出す。
というより、主にユゥユゥ関係のお話だ。

夢の中で出会い、あわよくば僕を自分のモノにしようとした傾国の乙女。
今は改心したのか、ここでアビーと共にやってきて暮らすつもりらしいけど。

お仕事では大活躍してくれた。その事に対してはもうとっても感謝している。

で、僕はお栄ちゃんとアビー以外のフォーリナーは知らない。
新しく楊貴妃というフォーリナーがいるということは初めて知ったんだ。

まさか、まさかだけど、
また僕の元へ名も知らない新しいフォーリナーが来ることがあるのだろうか…?
いや、さすがに考え過ぎた。
フォーリナーというのは本来イレギュラーなクラス。
そんなものがわんさかいられたらたまったものではないのだから。

「…?」

と、考え事に耽っていたら、何やら脱衣所がバタバタ騒がしいことに気付く。
なんだろうと思うと扉が開き、

「マイマイ!お背中流しに来たよ!!」
「!!」

バスタオル一枚のユゥユゥがやってきた。

「ユゥユゥ!?」
「私もおじゃましまーす。」
「おれもいるヨ」
「えぇ!?」

さらに続けてやってきたのは何か色々道具の入ったタライを小脇に抱えたアビー。
そしてバスタオルも付けず堂々と入ってきたお栄ちゃん。

こうして今いるフォーリナー三人がお風呂場に乱入してきた。

「ど、どうして?」
「1人で先に入っちまうなんて水臭い真似するじゃないか。普段は2人で入るってのにヨゥ?」

この家のお風呂場は少々広い。
そのため、こうして計4名入ったとしてもまだ余裕があるくらいなので広さ的には問題ない。
いや、そういう問題じゃない。

「今日は特別に、おれ達三人でマイの日々の疲れを癒してやろうって話になってナ。」
「そ、そうなんだ。」

と、語るお栄ちゃん。
その間後ろの二人は何やら準備をしている。
別のタライに何か粘性のある液体を流し込み、ジャブジャブと掻き混ぜている。
あれはどう見てもローションだ。
それに、持ってきた道具たちもアナルビーズやシリンジ、エネマグラやディルド、オナホといった何に使うのか見ただけで分かってしまうものばかり、


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