第一章
[2]次話
ケーキを食べに入った美女
この時大門護一七〇位の背で中肉で形のいい短い顎と切れ長の優しい感じの顔で黒髪の前を伸ばしている彼はあるケーキバイキングの店にいた。
そして一緒に食べている通っている高校のクラスメイトで峯幡智章小さな目で厚めの唇に短い黒髪と一七四程の背で痩せ気味の大人しい感じの彼に話した。
「ここ食べ放題で美味しいってな」
「そう聞いてなんだ」
「誘ったんだけれどどうかな」
「美味しいと思うよ」
峯幡は大門にチーズケーキを食べつつ答えた。
「どのケーキもね」
「美味しいバイキングだって聞いたから誘ったけれど」
「いいよね」
「そうだよな、ただな」
大門はシフォンケーキを食べつつ言った。
「こうしたお店ってな」
「女の子多いよね」
「女の子イコール甘いものだからな」
「どうしてもそのイメージあるね」
「だからな」
その為にというのだ。
「このお店もな」
「周り女の子ばかりだよ」
「そうだよな、まあ美味しいならな」
「それならね」
「別に法律で禁じられていないんだ」
大門はこのことを強く言った。
「それに俺達以外にも男のお客さんいるだろ」
「所謂スイーツ系男子だね」
「だったらな」
「僕達も食べていいね」
「俺達見てくすくす笑う女の人いたらその方がおかしいんだよ」
こう言ってだった。
大門は峯幡と共にケーキを食べていった、飲みものはフリードリンクの紅茶やコーヒーでありこちらも楽しんだ。
そうしてたらふく食べてだった。
二人で店を出ようとした時に。
今店に入った一七五位の背でいらひらの白いフレアースカートに赤のブラウスを着た見たこともない様な美人とすれ違った、歩き方も颯爽としていて黒髪は腰までありさらさらとしていて天使の輪の様な光沢もあった。
その彼女とすれ違ってだ、二人は思わず見惚れた。
そうして店を出て街を歩きながら凄い美人だったと話したが。
ふとだ、大門は首を傾げさせて峯幡に話した。
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