第72話 キャプテン・リード
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かわしながら四本の腕を疾風で斬って姉弟子が足に集中攻撃をする。だが直に再生して襲い掛かってきた。
「どうやら腕や足は関係ないらしいな。つまり弱点は頭や!」
フックとサーベルの同時攻撃を回避したケビンさんが頭目掛けてボウガンを放つがキャプテン・リードはそれをレイピアで弾いた。
「攻撃を防いだ!?」
「ビンゴや!二人とも、そこに集中攻撃するで!」
頭への攻撃を防いだことでそこが弱点だと分かった俺達は頭に攻撃を仕掛ける。だがキャプテン・リードは体の骨をバラバラに分解して攻撃を避けた。
しかも分解した骨が俺達に襲い掛かってきた。
「きゃあっ!?」
「ぐっ、一筋縄ではいかへんな……!」
防御しながら反撃のチャンスを伺うがキャプテン・リードはさっきとは違う姿をしていた。それはまるでドラゴンのような巨大な体格をした化け物だった。
骨しかない翼で器用に飛びながら青い炎の球を吐いてくるので回避する。
「姿が変わったよ!」
「本体は頭やから姿形は自由自在って訳やな!」
「地味に早くて厄介ですね!」
放たれた青白い炎のブレスを回避しながら緋空斬や光破斬、ボウガンの矢で攻撃を仕掛けるが全部回避されてしまう。
「駄目、攻撃が当たらないよ!」
「何とかしてアイツの動きを止めへんと……でもアーツを使おうにもあんなに激しく炎を吐かれていたら使う隙もあらへんわ」
確かにあれだけ早く飛ばれると攻撃も当たらない、アーツを使おうにも激しい攻撃で使ってる暇がない。どうすれば……!
「姉弟子、ケビンさん!俺に作戦があります!」
「作戦?」
俺はある物を見て作戦を思いついた、二人に作戦の内容を話す。
「上手くいくかなぁ?」
「でも現状それくらいしかやれへんで、ならやってみる価値はあるんとちゃうか?」
「そうだね。弟弟子君の作戦にかけてみようよ!」
「なら早速行動開始です!」
俺はそう言うと船のマストをジャンプで登っていき張られているロープを斬っていく。それを姉弟子に渡して網を作ってもらう。
その際キャプテン・リードが襲い掛かってくるが俺は孤影斬を連続で放ちケビンさんのボウガンの矢と共に相手を牽制する。
因みに何故緋空斬じゃないかというと孤影斬の方が威力は低いが連発できるし速度もあるからだ。まあそれすらも回避されたが今はそれでいい。
「弟弟子君、出来たよ!」
「姉弟子、ありがとうございます!」
そして完成した手作りの網を分け身を使い持って広げる。そして再び突っ込んできたキャプテン・リードを追い込むように他の二人がボウガンの矢と光破斬を放った。
それを回避
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