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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第9章 解散編
第42話 翹望
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つの液体の入った瓶が目に入る。忘れるはずもない…。約10年前、アレンから与えられたいにしえの秘薬…。目の前のビンは、その時のものと全く同じ様相をしていたからだ。
「こ、これは…本当に貰っていいのか?」
「ああ、俺たちの誠意だとでも思ってくれ」
エルザはスタークの言葉を聞き、そのビンを見つめながら、小さく目尻に涙を浮かべた。

スタークとリリネットは、空座町上空にて発生した死神との戦闘時に命を落としたはずであったが、その後奇妙な空間に転移したかと思うと、女神を名乗る者から、もう一度命を授ける代わりに、この世界での煌黒龍の討伐をお願いされたのだ。この願いを達成すれば、スターク、リリネット共にフェアリーテイルの世界で第二の人生を歩めるという話であった。加えて、自身の力によって周りの者が死に絶えることはないという話もあったため、その願いを受け入れる形で異世界転生を果たした。
ナツ達は、スタークとリリネットに対し、自分たちが知るゼレフとアルバトリオン、加えてそれに付随する情報を話した。当初、あまり乗り気ではなかったナツ達であったが煌黒龍の討伐が目的だということに加え、アレンの目を治すことのできるいにしえの秘薬を報酬として提示、受け取ったことで、知りうる限りの情報を提示した。スターク感慨深そうに、リリネットはメモを取りながら話を聞いていた。全ての情報を与えたのち、エルザは少し申し訳なさそうな表情を浮かべる。
「…いにしえの秘薬を貰っておいてすまないが、本当にアレンのことについて話すつもりはないぞ」
「ああ、構わねえさ…必要があれば、アレンに直接聞くまでだ」
スタークの言葉に、フェアリーテイルのメンバーは少し怪訝な様子を見せる。それを察したスタークが少し笑いを漏らす。
「心配するな…アレンを取って食ったりはしねー。それに、奴を敵に回せば、俺も相応の力をださねきゃならねー。そんなめんどくさいことはしねーよ」
それを聞いた皆は、少し安心したような表情を漏らす。そして、ナツが興味に?き立てられたように言葉を発した。
「お前…ウルキオラと同じ十刃なんだろ?…一体何番なんだ?」
ナツの言葉に、皆も興味ありげな様子といった感じであった。
「なんだ…気になるのか?」
「…ウルキオラの奴が4番って聞いたんだが、本当なのか?」
スタークの短い言葉に、エルザも質問を投げかける。
「ああ、本当だ」
スタークの答えに、皆は目を見開く。ゼレフの言葉を信用していなかったわけではないが、目の前のスターク、それも元仲間からも同じ返答が返ってきたことで、それが確信に変わったのだ。
「んで、あんたは一体何番なんだ?」
「8番あたりかしら?」
リオンが急かすようにスタークへ声を掛けると、ウルティアがとんでもなく失礼な言葉を投げかける。
「はぁ…やっぱ下の方に見られん
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