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リュカ伝の外伝
下手なシャレは止めなシャレ?
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にもソレを言って、場の雰囲気を和ませてから抱いて貰うわね? ありがとうポピーちゃん。ポピーちゃんのお陰ってお父さんにも言っておくから……』
との妹君からの台詞に、ガバッと顔を上げて……

「や、止めなさい馬鹿女!」
『ふっ……ふえぇぇぇっ……馬鹿って言われたぁ』
普段ポピーに言われない言葉にショックを受けるリュリュ。

「アンタいい加減にしなさいよ! こちとら妊婦なんだぞ! 解るか妊娠中なんだ……外的要因、病気(風邪)や怪我だって母子ともに命の危機にさらされる上に、心的ストレスだって大問題なんだぞ! まるで私がアドバイスしたみたいにアンタがお父さんにその格好とダジャレで迫ったら、私がお父さんに嫌われるだろうが! こんなストレス他にあるか!?」

『ううっ……ごめん』
一気に捲し立てられて落ち込むリュリュ……
可哀想だが、可哀想じゃ無い。

「そんな訳分からない事しないで……そうね、来週バレンタインでしょ。それにかこつけて何かプレゼントでもしなさいよ」
言い過ぎたと思ったのか、もう少しマイルドな代案を提示する嫁。そうやって甘やかすからぁ……

『バレンタインプレゼント……? でも私料理苦手だし』
“苦手”?
そんなレベルじゃないだろう。

「別に食べ物じゃ無くたって良いでしょ、プレゼントなんて」
『う〜ん……分かった。なんかプレゼントする』
そう言うと何かを思いついたのか、少しは明るい顔になり通信を終了する。

「あ゛あ゛あ゛あ゛……もう!」
かなりのストレスだったであろう嫁は唸り声を上げてテーブルを叩いてる。
我が一族からすると、君の言動も同等だぞ。

「さっさとウルフが押し倒して、子供でも孕ませておけば、私がこんなに苦労しなかったのよ! 何なのあのヘタレ!? 役に立たないイ○モツぶら下げてるわね!」
凄い事を言い出したぞ。

「これで私が流産したら、アイツ絶対コロス!」
八つ当たりも甚だしい……
ってかこれ、八つ当たりってレベルか?

来週のバレンタインに、また一悶着ありそうだ……
被害がこちらに飛び火しない事だけを祈ろう。

コリンズSIDE END




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