第9章 解散編
第40話 罰ゲーム
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うまでもない。
だが、ガジルの後ろのカーテンが開き、とある2人が出てきたことで、その呆れは称賛へと変わる。
ガジルがルーシィとレヴィに命じたのは、自身のライブの踊り子として出演しろというものであった。
ルーシィとレヴィは、その身を赤いバニーガールへと包み、ガジルの演奏のもと、ピョンピョンとまるでウサギのように飛び跳ねる踊りを見せる。
その様相はとても可愛らしく、美しいものであり、これまた周りの男性陣の視線を奪う者となった。先ほどまでミラの痛烈なお仕置きの様子を呆れてみていたマカオとワカバも、目をハートにしてその2人を見つめる。
「ううっ…普通に恥ずかしい…」
「はあ…じゃんけんで負けただけなのに…っ!」
ルーシィとレビィが恥ずかしい格好でガジルの奏でるギターに乗せてダンスを踊りながらその心情を露にする。
「ルーシィとレヴィもかなり悲惨ね…」
そんな心情を察してか知らずか、観客側で見ていたリサーナが思わず引きつりながら言葉を漏らす。そんな中、レヴィの視線がルーシィの胸へと移る。そして思わず目を見開いてしまう。
ルーシィの胸がうさぎのようにジャンプをするたびに激しく上下へ揺れる。その様子を見て、周りに集まる男たちの視線が釘付けになる。そして、自身の胸を見る。
「こ、こんなの…私だけ更に罰ゲームじゃない…」
レヴィはそう呟き、歯をギッと食いしばる。そして…
「こんなのあんまりよー!!」
「あ、おい!まだライブの途中だぞ!!」
レビィはそんな風に涙を流してその場を離れる。それを見たガジルが怒号を浴びせるようにして文句を垂れていた。
ライブは一時中断となり、ガジルはレビィの後を追うようにしてその場を離れる。そんな様子を見ていたルーシィが呆気にとられた様子を見せていたが、この屈辱的な罰ゲームが終わることに感づき、そっと胸を撫でおろす。
「はあ、これで解放されたのね…」
だが、そんな雰囲気を読み取ったかのように、ガジルは振り返り、ルーシィへと視線を移したのち、ゆっくりとその視線を横へとずらす。
「こいつはお前にやる…」
ガジルはそう言って、再びレヴィを追うようにして駆け出して行った。
「え?…」
ルーシィはガジルが視線を移した方へと顔を向ける。
そこには、ミラの前でメイドの格好をしながらお尻をミラへと向けているエルザとカグラの姿があった。その様子は、まるでお仕置きを去れている様相であり、ミラの手には鞭のようなものが携わっていた。
「あら、ルーシィも追加ね…♪」
ミラの表情は何かを楽しむような、それでいて不吉な笑みが見られた。地に伏し、屈辱的かつ劣情をそそる様な格好をしているエルザとカグラは顔を真っ赤にして怪訝な表情を浮かべていた。加えて、その2人の姿を見るマグノリアやフェアリーテイルの男連中は嬉しそうに眺めていた。
「い
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