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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第8章 冥府の門編
第38話 煌黒龍
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フェアリーテイルマスター、マカロフから冥府の門の情報が欲しいという一報と共に、冥府の門によってアレンが囚われたことを知った王国と評議院は、マグノリア及びその周辺の街の住民の避難。さらに魔障粒子対策も含め、両者とも使者や軍隊を派遣するなどして対応していた。
そんな派遣した部隊や映像用ラクリマが捕らえたものは、言葉で表すことすら畏怖を覚えるものであり、国家、及び大陸に緊急事態宣言を発令するに至った。
王国側は、派遣した部隊の報告と、評議院から齎された報告のほぼ全てが一致していたこともあり、今まさにマグノリアの上空、冥界島にて三天黒龍の内の一角、黒闇竜アクノロギアの復活と、同じく三天黒龍の一角、煌黒龍アルバトリオンの復活を信じざるを得ない状況であった。
「これが…私があの時…間違った選択をした結果…」
首都クロッカスにある王宮の玉座の間で、南東の空を見上げながら王女ヒスイは消え入るような目と言葉で小さく呟く。
「姫様ッ!一体何を仰られるのですか!」
ヒスイの隣に控える、桜花聖騎士団長アルカディオスがヒスイに対し、声を張り上げながら言葉を発する。
「…あの時、バルファルクは言っておりました…。三天黒龍の復活の礎となったと…もし、私があの時、軽率な行いをしなければ…こんなことには…ッ!」
ヒスイは、身に着けているドレスの端を握りしめ、キッと険しい表情を浮かべながら、目尻に涙を浮かべる。
「姫様のせいでは…ございません…」
そんなヒスイの心情を察してか、国防大臣のダートンは苦しそうに口を開く。そんな3人の元にゆっくりと歩みを進める国王トーマは、同じように南東の空を見上げて怪訝な表情を見つめる。
その空には、かつて天狼島にて発生したフィオーレクライシス…アレンとアクノロギアの戦いを遥かに超える強大な魔力と波動、そして暗雲が立ち込めていた。
「我が軍と評議院の情報によれば、今マグノリアの上空には三天黒龍のアクノロギアとアルバトリオン、さらにこの首都を襲ったバルファルク。さらにアレン殿と同等以上の力をもつ破面たるウルキオラ、黒魔導士ゼレフ…。そしてそれに相対するはアレン殿を含めたフェアリーテイルの魔導士と、詳細のわからぬ竜5体…。果たして、わしらにできることはあるのか…」
トーマは、低く唸るような声で言葉を発した。その言葉に、ヒスイ達は苦悶の表情を見せる。できれば、その報告を信じたくはなかった。だが、関係各所から届く一報に、それを否定する材料はなく、逆に確定させる材料ばかりがこの場に届いていた。
そんな風に思考を巡らせていると、まるで何か強大な力が地面に叩きつけられたような衝撃が、玉座の間を襲う。
「キャアッ!」
「姫様!!」
「な、なんだ…」
「これは…」
ヒスイ、アルカディオス、ダートン、国王は、それぞれに悲鳴をあげる。そして、その衝
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