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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第8章 冥府の門編
第38話 煌黒龍
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撃の元凶とも呼べる場所へと、4人は視線を移す。
「これが…世界の終焉…その始まり…なのか…」
アルカディオスは、酷く怯えた様子で、口を開いた。

アレン達フェアリーテイルのメンバーが冥界島での戦闘を続けていた頃、マスターであるマカロフは、何かを考え込むようにしてギルドの地下へとその姿を見せていた。
マカロフは、怪訝な表情を浮かべ、クリスタルのようなものの前で、ギルド最高機密である『ルーメン・イストワール』の前で立ち尽くしている。
「…今、これを発動すれば…じゃが…」
マカロフはルーメン・イストワールを眺めながら、小さく言葉を漏らす。すると、一人の人物が、足音を立てずにゆっくりとマカロフの後方へと現れる。
「私は、あなたの判断を尊重します。3代目…いえ、今は5代目でしたね…」
「…初代…」
振り返り、その人物を視界に捉えると、マカロフは小さくそして短く答える。
「…5代目…ウルキオラというものの存在…そして、マグノリアの上空、冥界島にて黒魔導士ゼレフと黒闇竜アクノロギアが出現したことは聞き及んでおりますね…」
「ええ…だからこそ、わしは…」
マカロフの言葉を遮るようにして、メイビスはゆっくりと口を開く。
「加えて、煌黒龍アルバトリオンが現れました」
「ッ!な、なんじゃと…!!そんな、まさか…」
メイビスの言葉に、マカロフはこれまでにない狼狽を見せる。
「…この力を使えば、可能性は見えるかもしれません…」
「ですが、初代…これは…」
メイビスもまた、マカロフの見つめていたルーメン・イストワールを視界に移す。
「…お伝えしたはずです…あなたの判断を尊重すると…この、『妖精(フェアリー)心臓(ハート)』…これを使用するかしないか…それは現マスターであるあなたに決定権があります」
マカロフは、その言葉と同時に、ルーメン・イストワールをじっと眺める。そして、そのクリスタルのようなものの中に封じ込められた人物に視点を合わせる。そこには…初代の、メイビスの身体が見て取れる。それを視界に納めたマカロフは、小さく口を開きメイビスへと言葉を発しようとする。だが、それは圧倒的な衝撃、地震のようなものに遮られる。
「ッ!なんじゃ!!何が起こった!!」
「この衝撃は…一体…」
マカロフだけでなく、幽体であるメイビスもまた、その圧倒的な衝撃に驚愕の表情を浮かべる。
「ッ!5代目!!一先ず話は後です…地上に出て、様子を見に行きましょう」
メイビスの言葉に、マカロフは苦悶の表情を浮かべながら、ギルドの地下を後にした。

空を滞空していた鋼鉄竜メタリカーナ、白鳳竜バイスロギア、影翔竜スキアドラムは、先ほどまで待っていた龍
が姿を現したことで、怪訝な表情を見せる。
「こいつが…煌黒龍アルバトリオン…」
「竜というより…もはや神に近い
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